第十五回 遊第三殿會晤宋帝王 第三殿を訪問して晤宋帝王と面会する
濟公活佛 降_________丙辰年十月初九日
詩曰:揮鸞闡教著書忙。實訪幽冥寫錦章。
地獄門開迎道客。修真何必畏閻王。
濟佛曰:今日遊冥進入第三階段,十殿各獄採取具有代
表性者參觀就可。不然十殿各獄全部遊完,費
時要數年之久,因「地獄遊記」一書要早日問
世,度化眾生,所以摘要著作。楊生準備遊冥
,快上蓮臺。
楊生曰:遵命,我已坐穩,請 恩師起程吧。……
濟佛曰:已到了,快下蓮臺。
楊生曰:前面有一牌樓,好像陽間佈告欄,上貼一紅紙
,許多陰府官員及陰差圍觀,我們也向前去參
觀,到底寫的是什麼?
濟佛曰:我已知之,你要參觀快向前走。
楊生曰:這些陰官、陰差看我們來臨,為什麼個個面呈
驚異之色,都避開呢?
濟佛曰:這些陰府官差知你是陽人,身帶 玉旨,所以
避開不敢冒犯,可看佈告欄上紅紙是寫什麼。
楊生曰:原來是 玉皇上帝之玉詔,上寫:
幽冥教主欽奉 玉皇大天尊詔曰:
朕居靈霄,位統三千,握九幽六道生殺之權。
溯自原靈降世以來,上古之世,人心淳厚,天
性純真,故生為人,死後歸天,本無地獄之設
。迨至中古之世,人心漸惡,天性日染污塵,
倫常乖戾,各立堵牆,因而自造地獄,除守忠
、孝、節、義,及修真煉道者外,一一墮落六
道輪迴中。今逢叔世,世態囂張,人心變惡加
,作奸犯科不息,尤於淫風熾甚,天地正氣
元靈已墮,禍由自取,故劫煞不絕。天本好生
,不忍蒼生盡墮,故真道普降,以平浩劫,拯
救善士。今有南贍部洲南天直轄鸞堂臺中聖賢
堂 關卿領旨,揮鸞闡教,上繼孔孟仁義,下
承佛道真宗,發揚道文化,普度天下群生,
績業輝煌, 朕為使世人知陰間地獄實況,故
賜旨於聖賢堂,開著「地獄遊記」寶典,命
濟公活佛帶領正乩聖筆楊生,神遊十殿,將陰
司各獄刑罰情形,洩漏於世,並在遊冥中,開
示真理,破除眾生之迷惑,著作之間,如 濟
公活佛引導楊生駕到,命各殿獄官差吏迎接,
協助著書,俾使寶典早日完成,旨到之日,各
遵 詔命,如有違者,嚴罰不赦。此諭。
天運丙辰年八月十五日
原來就是 玉帝向幽冥各獄所下之旨令。
濟佛曰:正是,要著作「地獄遊記」,除人間降旨外,
陰間一樣要發通報。快向前面而行,到第三殿
拜見 宋帝王。
楊生曰:「第三殿」離此尚有多遠?路上只見亡魂及陰
差來往,並不見殿府。
濟佛曰:不遠就到,快上蓮臺吧!節省時間。
楊生曰:好了,請起程。……
濟佛曰:已到了,快下蓮臺,前面就是「第三殿」,快
向前參拜 冥王。宋帝王及文武判官,齊出殿
迎接我們了。
楊生曰:是是,參見 宋帝王及各位仙官,今日我們奉
旨遊冥著書,請多指教。
宋帝王曰:請楊善生起來,免多禮,早知貴堂致力宏揚
聖教,勸化不少惡徒去邪歸正,亦引導甚多人
向道修成正果,久仰之至,請二位入殿稍坐,
敘談一番。
楊生曰:感謝 冥王誇獎,愧不敢當,敝堂在邱堂主領
導下,全體鸞生同心協力,代天宣化,只是盡
天職而已,不敢言何大。
濟佛曰:免客氣,我們進殿稍息吧。
冥王曰:請二位就坐,粗椅木桌,不比陽間沙發舒適。
將軍快向二位敬茶。
將軍曰:遵命!請二位用茶。
楊生曰:多謝!這間會客室,古色古香,很清淨,壁上
掛有許多墨畫,極富書香味道。
冥王曰:是也,本殿各官員時常來此品茗聊天,因陰
府官員都是在世有修善之人提昇,所以有此
舒適環境。並非地獄都是受苦,地獄如人間監
獄,受苦者是犯罪之人。因此我之左右助理與
凡間獄中官員一樣,行動自由。故心如無虧
,在世皆行善事者,魂到陰府,我們皆好禮相
待,此點希陽人知之。如在生奸詐行,不務
正道者,則死後到地獄,手銬鐵鎖,頭枷皮鞭
,鐵叉鞭打,何能這般逍遙。
濟佛曰:今日時刻已到,楊生準備回堂,多謝 冥王指
導,改日有緣再來會晤。
楊生曰:多謝 冥王及將軍厚禮招待,因時刻不早,我
們將回,向各位辭駕。
冥王曰:免禮,恭送二位,希再來一遊。
濟佛曰:快出殿,準備回堂。
楊生曰:匆匆忙忙,時間實在太短了。
濟佛曰:不要多言,我們起程回堂。……聖賢堂已到,
楊生下蓮臺,魂魄投體。
( 抄訳 簡単な内容紹介 )
ここは晤宋帝王と面会してしばし談話する。
第十六回 遊挖眼小地獄 挖眼小地獄を訪問する
濟公活佛 降_________丙辰年十月十九日
詩曰:黃泉路上逼人寒。慘叫哀聲感鼻酸。
一念之差遺古恨。陽間滴滴總難瞞。
濟佛曰:寒流來臨,天氣嚴冷無比,但聖賢諸生衷懷熱
腸,毫無冷意,實令我感動,「地獄遊記」如
果圓滿著成,萬古流傳,諸生也可載譽不絕。
楊生今日準備遊冥。
楊生曰:今夜天氣冰冷,冥路更加淒涼,請 恩師賜我
一粒仙丹助元氣,不知 恩師您意如何?
濟佛曰:可也,我再賜你三粒「溫元丸」,快吞下,以
助陽氣,順利遊冥。
楊生曰:多謝 恩師,……我已服下,感覺全身溫暖。
已坐穩蓮臺,請起程吧。……
濟佛曰:已到了,快下蓮臺。
楊生曰:這是什麼地方?前面石階已來了數位將軍打扮
之人。
濟佛曰:此石階上乃是三殿 冥王管轄區,上面是一片
無盡囚獄。快向前參駕將軍。
楊生曰:參拜諸位仙官,我們師徒奉旨著書,今日遊到
此地,請仙官多多指教。
將軍曰:免禮,請 濟佛及楊善生入室內稍息,此乃三
殿所屬各獄之辦公廳,廳後就是各囚獄。
濟佛曰:因時刻有限,我看不必坐了,帶楊生參觀各獄
就可。
將軍曰:也好,貴堂奉旨著作「地獄遊記」,我們早已
知悉,今接 濟佛手諭,悉你們師徒將到本處
參觀,請二位隨我向左邊走。
楊生曰:喔!好一大片廣場,都建有木造房屋,附近已
有哀叫之聲傳出,前面有一獄,上寫「挖眼小
地獄」。
將軍曰:今日帶您們參觀「挖眼小地獄」,先入此間室
內,我向獄官稟明。
獄官曰:歡迎二位駕臨本獄,我帶你們入內參觀一番,
如有不明瞭地方,請楊善生勿客氣發問。
楊生曰:喔!這一獄內的犯人,眼睛都被挖下,鮮血直
流,每人哀聲慘叫,兩手按住流血的眼窩,真
是殘忍。左邊那位中年人正被陰差用鐵叉挖眼
,他掙札不已,慘叫一聲,左眼已掉落,人將
昏倒,但被綁在柱上,只有頭垂下,接著陰差
又挖下另一眼,我不敢看,這種行為太手辣了
。
濟佛曰:楊生你勿心驚多言,此乃陰法報應,怎可出言
不遜,太無禮了。
將軍曰:我們不見怪,請楊善生勿介意。有疑便問。
楊生曰:失言之處,請獄官及將軍原諒。請問獄官,挖
眼地獄刑罰情形如何?是否可以說明一下?
城官曰:可以,凡是被判入此獄者,入獄後,先綁於木
柱,然後挖其雙眼,罪魂必痛苦哀叫,昏昏死
死。一日行刑三次,待每次要刑罰前,再將兩
眼裝回,用還魂水一洗,罪魂馬上恢復原來知
覺,然後再受刑,這樣才能使他感覺痛苦。
楊生曰:不知犯何罪才來此獄?
獄官曰:我命幾個罪魂自述比較傳真。命將軍將前三位
罪魂雙眼裝回,施予還魂水,以便供出在生犯
罪情形,登載善書,勸化世人。
將軍曰:遵命!已照辦,這位罪魂先出來向這位陽人自
述生前犯何差錯?及死後被刑情形,由陽間善
生代傳你之心聲,勸化世人。
罪魂曰:噯唷!我雙眼刺痛難忍,叫我說什麼呢?
獄官曰:將軍!速用法水洗淨,使其鎮靜。
濟佛曰:不用,看我施法。……
罪魂曰:現在舒服些了,多謝這位和尚解救。我生前太
過驕傲,因自己是大學畢業,又是富有家庭,
所以看輕一般窮人及無受高等教育的人。因傲
氣凌人,常施人以不肖眼光,在生雖然能享受
富裕生活,結交權貴之士。死後卻被 冥王判
罪,判我在生眼光太高,輕視一般平凡人,言
我為「勢利眼」。我到此獄已有二年過三個餘
月,還有二年多方能出獄,但在世時尚犯有他
罪,出獄後,前途凶多吉少,請這位善人要多
勸陽人,有錢有勢不可「狗眼看人低」,隨便
侮辱或是輕視他人,死後就會像我的下場,請
善人代求 冥王赦輕我之罪過!
楊生曰:請問將軍,這位罪魂已合作說出犯罪情形勸人
,論當有功,是否可以饒赦其罪?
將軍曰:我不敢作主。
獄官曰:此事我回殿再稟告 主公,諒可赦其一分。快
將其押回,再帶另二位一齊出來,供述自己犯
罪情形。
將軍曰:遵命!已將其他兩位押出,也以法水洗淨,都
已恢復自由之身,先由右邊這位快向陽間善生
坦白說出在世犯罪情形。
罪魂曰:我在生因喜愛漁色,現時陽間社會無奇不有,
除常偷看鄰居少女、婦人洗澡外,亦曾由友人
帶往一處陋屋內觀看黃色電影。以後便樂此不
疲,自動尋找刺激,此外並曾由友人引導,往
一間旅社,由女中安排,叫來應召女郎表演脫
衣取樂。在一年前,我因車禍去世,魂到陰府
,係壽元該終,遂即被 冥王判入「挖眼地獄
」。每日受到挖眼慘刑,悽慘情形,子孫在世
全然不知,後悔已來不及了。希這位善人回陽
後,多宣化給世人知之,在生所作所為,以為
神不知、鬼不覺,那知死後,孽鏡臺前一照,
醜態畢露無遺。
將軍曰:你這個老不羞、老風流,在世身邊剩有幾個錢
,不知好好養老,以終天年,卻是愛好小道,
專窺淫事,兩眼失,所以來到地獄挖下來清
洗、清洗。再換左邊這位罪魂,快自述生前作
何惡事?
罪魂曰:我被判來此獄,所犯之罪,是學生時代考試時
曾經作弊,偷看別人答案及書本;又喜愛看黃
色小說、春宮圖片及小電影等,死後被 冥王
判來此獄受刑。我已受刑半年,尚餘三年方可
出獄。
楊生曰:那太可怕了!我以前讀書時,考試也曾偷看別
人答案,都沒有被老師發現,死後也要到此受
刑嗎?
濟佛曰:作弊已犯校規,但你不必驚慌!上天不加罪於
懺悔改過之人,你已皈依鸞門,代天宣化,作
天之使者,功浩大,將功補過,自然免來此
地。
獄官曰:將軍,快將罪魂押入獄內。如有失儀之處,請
濟佛及楊善生原諒!
楊生曰:那裏!
獄官曰:凡是世人眼神不正,愛觀美色、淫書;或看人
常露輕視、不順眼者,死後必墮落「挖眼地獄
」受刑。如觀看「地獄遊記」後,能改過自新
,並發願印贈該書勸化世人者,則死後此罪可
以抵銷。
濟佛曰:今日時刻不早,我們師徒將回,多謝獄官及將
軍。楊生速向他們道謝,並出去準備回堂。
楊生曰:多謝獄官及將軍指導,先辭駕了。
獄官曰:恭送 濟佛及楊善生。
濟佛曰:楊生快上蓮臺,準備回堂。
楊生曰:已坐穩了。……
濟佛曰:聖賢堂已到,楊生下蓮臺,魂魄投體。
( 抄訳 簡単な内容紹介 )
楊生曰:オ! とても大きな広場に、木造の部屋が建ち並んでいます。付近では既に泣き叫ぶ声が伝わってきます。 前には一つの獄があり、上には「挖眼小地獄」と書かれています。
將軍曰:今日はあなたを「挖眼小地獄」へと連れて行き参観させましょう。まずはこの部屋に入って獄官に説明しましょう。
獄官曰:お二方がこの獄にいらっしゃったのを歓迎します。私が中に導いて参観させます。よく分からない点があれば遠慮なく質問しなさい。
楊生曰:オッ! この獄の中の犯罪者は眼球が掘り出され鮮血が流れ、皆泣き叫び両手で流血している眼窩を押さえています。 とても残忍です。 左の中年の人は今まさに陰界の遣いに鐵叉で眼を掘り出されていて、ひらすらもがいています。 叫び声があがると左眼がもげ落ちています。 その人は昏倒しますが、柱に縛り付けられているので頭を下げ、続けて陰界の遣いにもう一方の眼を掘り出されています。 私は見たくもありません。 こんな行為は余りにむごいものです。
濟佛曰:楊生さん、驚いて話す必要はありません。 これは陰界の法律の応報なのです。遠慮なく話すのも無礼な事です。
將軍曰:我々は訝しがりません。 楊善生さん、かまいませんよ。 疑問があればお尋ね下さい。
楊生曰:獄官さま、將軍さま、失言の程お許し下さい。獄官さま、挖眼地獄の刑罰の状況とはどの様なものなのですか? 説明して頂けませんか?
城官曰:よろしい。この獄に入れられたものは、先ず木柱に縛り付けられ両眼をえぐり出され、罪魂は苦しみで泣き叫び昏倒します。 一日に三回行われ、刑罰の前には両眼を入れ戻されます。還魂水で一度洗うと罪魂はすぐに元の知覚状態に戻り、再び刑罰が行われます。
そのようにすれば、罪魂に苦痛を感じさせる事ができます。
楊生曰:どのような罪を犯してこの獄に送られてきたのですか?
獄官曰:罪魂の幾人に自分で供述させた方が真実を伝えられるでしょう。 将軍に三人の罪魂に両眼を戻させ還魂水をかけて、生前に犯した罪の状況を提供させ、善書に載せ世の人々に警告させなさい。
將軍曰:かしこまりました! この罪魂は先ず出てきてこの現世の人に生前にどんな過ちを犯し死後にどのような刑罰を受けているのかを述べなさい。 お前の心声を善生さんが現世の人々に伝え警告する。
罪魂曰:アララ! 私の両眼の刺す痛みは耐え難いです。私に何を話させようとしているのでしょう?
獄官曰:将軍! 法水で洗い鎮めなさい。
濟佛曰:その必要はありません。私のやり方を見ていて下さい。
罪魂曰:今は少しはよくなりました。 和尚様解放して下さいまして感謝します。私は生前には余りに傲慢でした。 自分は大学を卒業して、豊かな家庭でしたので、一般の貧しい人や高等教育を受けていない人々を見下していました。 傲慢は人を凌ぎ、人々を見下すような目つきであしらい、生前には裕福な生活を享受し、高位の人々と交流を結んでいましたが、死後は冥王に判決を下されました。
生前に人を見る眼が高過ぎて、一般の平凡な人々を軽視し「権勢におもねる眼」と言われました。
私はこの獄に来て既に二年と三ヶ月あまりを過ごしていますが、あと二年余りでやっと獄を出ることができます。ですが、現世に居た頃まだ他の罪も犯しました。
この獄を出た後も凶多く、吉少なしです。この善人には現世の人々にはたとえ利権がいくら高くても決して一般人を見下すような事はあってはならず、他人を気ままに侮辱したり軽視して死後に私のような末路を辿らないようにと勧告して頂く事をお願いします。
善人さんには冥王さまに私の罪をお許しいただくように頼んでいただく事をお願いいたします!
楊生曰:将軍さま。この罪魂はすでに犯罪の状況を述べて、世の人々に警告する事に協力してもらった功があります。 この罪を許してもらえませんか?
將軍曰:私は敢えて判断しません。
獄官曰:この件は殿に戻り主公に少しその刑罰を減らして頂くようお伝えしておく。その罪魂をもとに戻し、他の二人を連れてきて自分の犯罪の状況を述べさせなさい。
將軍曰:かしこまりました! 二人の罪魂を連れ出し、法水で洗い自由の身を取り戻させております。
まず右側の罪魂から俗界の善生さんに現世での犯罪の情景を正直に話しなさい。
罪魂曰:私は生前には色欲をあさる事を好んでいました。 今の世の中には珍しいものでも無い物は何も無いほどです。
隣の少女や婦人のお風呂をいつも覗く事以外にも友人にアダルトビデオを観るボロ小屋に連れてってもらったりしていました。 その後は飽きる事も無く刺激を求めるようになり、友人の導きにより旅社にいっては、旅社の女性の取り計らいで女性を招いてはストリップの表演を楽しんでいました。
一年前、交通事故で世を去り、陰府に行くと、寿命は終わり冥王に「挖眼地獄」に落とされるという審判を下されました。 毎日眼を抉り取られるという残酷な刑罰を受け、凄惨な状況は現世に居る子孫は全く知りません。 後悔しても既に間にあいません。
この善人には現世に帰った後は、世の人々に生前にしていた事は神は知らず、鬼は気付かないと思っていても、死んだ後には孽鏡臺の前で一照らしされ、醜態は一つ残らず暴露されてしまうという事をよくよく教化して頂くよう願います。
將軍曰:この恥知らずの風流爺が! 現世では身辺に幾ばくかのお金を残したが、よくよく養老する事を知らず寿命を終えた。 だが小道を愛好し、淫らな事を覗き見し、両眼は徳を失い、この獄に来て抉り出してきれいに洗われる。
左側の罪魂に換えて生前にどんな悪事をしていたのかを自ら述べなさい。
罪魂曰:私がこの獄におとされる審判を下されたのは、学生時代の試験の時にカンニングをした事です。 他の人の答案や書本を盗み見しました。 又、好色小説や春画や映像なども喜んで観ていました。 死んだ後冥王にこの獄に来て刑罰を受けるという審判を受け、既に半年刑罰を受けましたが、なお三年余りでやっと獄を出る事ができます。
楊生曰:それは恐ろしすぎます! 私は以前学校で学んでいた頃、試験の時に他の人の答案を覗き見した事がありますが、先生には見つかりませんでした。 死んだ後にはここに来て刑罰を受けなければならないのですか?
濟佛曰:カンニングは既に校則に違反していましたが、慌てる必要はありません! 天は懺悔して改めた人には刑罰を加えません。 あなたは聖なる門に帰依し、天に代わって宣教していて、天の使者をしていて功徳は広大で、功徳は過ちを補っております。 自ずとこの地に来る事は免れます。
獄官曰:将軍さん。罪魂を獄の中に押しやりなさい。 失礼な点については済佛さんや楊善生さんお許し下さい!
楊生曰:とんでもありません!
獄官曰:世の眼光の不正な人、好色や淫書を観るのを好み、他人を観る時に常に見下したり嫌な顔をする人々は、死後には「挖眼地獄」に必ず堕ちて刑罰を受けなければなりません。
「地獄遊記」を読んだ後に、過ちを改め自らを新たにしこの書物を印刷贈呈し、世の人々を教化する事を発願した人々は死後にはこの罪を打ち消す事ができます。