>>【朝鮮総督府官吏 最後の証言】
桜の花出版編集部(著) 桜の花出版 2014/8
日韓併合の実態を行政側から解説できる朝鮮總督府官吏としての証言は、
おそらく西川氏が最後であろう。
ここに証言されている内容は、戦後教育を受けた人にとっては驚きであるに
違いない。
取材において西川氏は、朝鮮のごく平穏な生活と日常に触れ、そこで語られ
るのは、幸せな朝鮮人と日本人の姿であった。
とくに地方行政府は、朝鮮人官吏が主体の組織であり、官や軍による売春婦
の強制連行などあり得ないこと、不可能なことが繰り返し述べられている。
また貴重な写真からも、朝鮮人と日本人が普通に仲が良かったことが分かる。
朝鮮人が日本人の上司になることも普通であり、職場の仲間と日朝合同の
野球チームを作り、他のチームと戦ったり、時に桜の下で酒を酌み交わした
楽しい想い出も多く、朝鮮人と日本人はともに朝鮮の発展を願い職務に精励
していたという。
まるで現代社会と変わらないような錯覚を覚えるが、正にこれが歴史の真実
である。