「母子像」 丸木位里・俊画
家の下敷きとなり燃えさかる中を、親は子を捨て、子は親を捨て、夫は妻を、妻は夫を捨てて
逃げまどわねばなりませんでした。それがほんとうの原爆の時の姿なのです。
だがそうした中で不思議な事に母親が子どもをしっかりと抱いて、母は死んでいるのに
子どもが生きているという、そんな姿をたくさん見ました。
家の下敷きとなり燃えさかる中を、親は子を捨て、子は親を捨て、夫は妻を、妻は夫を捨てて
逃げまどわねばなりませんでした。それがほんとうの原爆の時の姿なのです。
だがそうした中で不思議な事に母親が子どもをしっかりと抱いて、母は死んでいるのに
子どもが生きているという、そんな姿をたくさん見ました。