『限りなく透明に近いブルー』
(1979年)
監督:村上龍
音楽:星勝
出演:三田村邦彦、中山麻理、斎藤晴彦、石垣光代、伊川東吾、都倉成美、高瀬由梨花、征木悟郎、佐久間宏則、中村晃子、アレクサンダー・イーズリー、アイク・ウィリアムス、ピーター、小松方正、他
米軍基地に近い福生に生きる若者たちのドラッグとセックスを描いた、第75回芥川賞受賞作の映画化
まあ当時は芥川賞作品ということで私も小説を買ってきて読みました。当初の印象は「意味不明で気持ち悪い」でした。映画を観て、当時まだかなり若かった三田村邦彦が中山麻理に「幾つ?」と聞かれて「19」と答えるシーンが、どこか面白かったです
舞台は東京都福生市。米軍駐留基地で有名な所で、実は私の従兄で有名な彫刻家の吉田穂積氏がかつてアトリエとして使っていたのが、この福生市の米軍基地の宿舎の払い下げでした。その従兄の吉田穂積氏ですが、葛飾柴又駅前の『男はつらいよ』の「寅さん像」と「さくら像」を作ったことで知られるようになりました。現在は山梨県にアトリエを構えております
話がそれましたが、何ともデかダンスな雰囲気のある街でして、そうした街にどこかしらマッチングする場所なので、ある意味カルト的な人気を博した作品でした
三田村邦彦氏といえば、私は『必殺仕事人』の組み紐矢の秀よりも、『太陽にほえろ!』のジプシー刑事こと原昌之刑事のイメージが強く、特にその後に登場した警察学校同期の世良公則氏が扮するボギー刑事こと春日部一刑事とのコンビが、気合いがこもって、強烈に印象深かったですね
『限りなく透明に近いブルー』オリジナル・サウンドトラック
横浜もいよいよ春らしくなりました🌸