春さんのニッチな愛聴盤🎼

映画音楽やイージーリスニングの珍盤を中心に、そのレコードやCDをご紹介させていただくブログです🎼
横浜から発信!

スタンリー・マックスフィールド・オーケストラ(其の弐)🎼🎶

2020-08-12 06:48:45 | 日記
『青ひげ』 BARBABLU
(1972 アメリカ)
監督=エドワード・ドミトリク
音楽=エンニオ・モリコーネ
出演=リチャード・バートン、ラクウェル・ウェルチ、ジョーイ・ヘザード、ビルナ・リージ、マリル・トーロ、カリン・シューベルト、シビル・ダニング、ジャン・ルフェーブル、マチュー・カリエール

『青髭』とは、ヨーロッパ各地に伝わる物語の男性主人公で、シャルル・ペロ執筆の童話の主人公の呼び名で、幾度も映画化されていることから、ここで紹介します1972年の映画は、別名『リチャード・バートンの青ひげ』

かなり豪華な顔ぶれの女性たちが、リチャード・バートン演じる「青ひげ男爵」の7人の妻を演じていますね

音楽はエンニオ・モリコーネですが、日本では長らくサントラが出ておらず、このスタンリー・マックスフィールド・オーケストラの演奏が、いわば代用品でした。そう、先だって記事にした『スケアクロウ』のA面に収録されていました

『スケアクロウ』でも述べた通り、国内でサントラの出ていない作品は、スタンリー・マックスフィールドやミシェル・クレマン、クリス・カーペンター、リチャード・ゴールドといった国内覆面楽団がかなり気合いを入れて、サントラに近い形で演奏し録音してます

『青ひげ』もモリコーネのオリジナル・サウンドトラックの演奏に比べて間の抜けた感じは否めないものの、一生懸命練習を重ね、私たちファンを喜ばせ満足させてあげようと頑張られたのですよ。日本人によるエセ楽団の演奏だとかカバー盤をあんまり悪く言ってはいけないよ(=^ェ^=)

エンニオ・モリコーネ楽団
『青ひげ』
https://www.youtube.com/playlist?list=PLDmdF1ma6cZrx1qjSdng4MO-QaH1AWFKA

ルビーちゃんとサファイアはずっと一緒💕☘️
それでは、また今度ね(*^_^*)





何ともお魚の腐った臭いの漂う「タナイのテーマ」が印象的な音楽ですね🐟️🎼🎶

2020-08-12 02:06:19 | 日記
『遥かなる青い海』OCEANO
(1972年 イタリア)
監督=フィルコ・クイリチ
音楽=エンニオ・モリコーネ
編曲・指揮=ブルーノ・ニコライ
演奏=ブルーノ・ニコライ指揮のオーケストラ
出演=キャシー・イムリー、ウィリアム・M・リノ、マリエッタ・フランコ他

太平洋のほぼ中央、大小合わせて百万を超える無数の島々が広大な海域に存在する南海の楽園ポリネシア。明日の豊な生活を築くために、サンゴ礁の島に必要な"土"を求めて、単身でポリネシア海洋の航海を中心に珍しい風物をドキュメンタリータッチで追う。自然界と人間社会のバランスを急速に破壊しつつある現代を批判した作品ですね

音楽はエンニオ・モリコーネ。そしてアレンジと指揮をブルーノ・ニコライが担当している。モリコーネはここではポリネシア風の素朴な音楽をつけています。このドーナツ盤のB面に収録されている「タナイのテーマ」は、関光夫さんがテーマ曲「遥かなる青い海」とよく番組で取り上げていましたが、パーカッションの音からテーマ曲に入り、そしてどこか漁村の船着き場に置きっぱなしになった朽ちた木造の船の周辺から、腐敗した魚の臭いが漂いそうな、何とも生々しい音楽ですね。そこがエンニオ・モリコーネとブルーノ・ニコライ・コンビの素晴らしいところですね

これは当時キャニオンからリリースされたドーナツ盤ですが、数十年まえには確か『残虐の掟』とカップリングしたCDも出ておりました

『遥かなる青い海』
https://youtu.be/DzZNGk4FVVU
ブルーノ・ニコライの名作、やはりオセアニアの舞台にした感動作『愛のアンジェラス』から
https://www.youtube.com/playlist?list=PLd0myhB7itpQ-mZaipn6UIoZtg9hd0z4j

もちろん、モリコーネもすごいです。そして長年に渡って名アレンジャーとして務め上げたニコライもすごいですね。ここでは、お二方の追悼を込めて記事にしてみました

家内が送ってきた私が不在中のサファイアとみゅうちゃんの、気ままな姿の写真です

二匹とも、私のベッドの上でクーラーにあたりながら、暑さをしのいでいますね(=^ェ^=)🐈️
それでは、本日もよろしく頼みます‼️