『遥かなる青い海』OCEANO
(1972年 イタリア)
監督=フィルコ・クイリチ
音楽=エンニオ・モリコーネ
編曲・指揮=ブルーノ・ニコライ
演奏=ブルーノ・ニコライ指揮のオーケストラ
出演=キャシー・イムリー、ウィリアム・M・リノ、マリエッタ・フランコ他
太平洋のほぼ中央、大小合わせて百万を超える無数の島々が広大な海域に存在する南海の楽園ポリネシア。明日の豊な生活を築くために、サンゴ礁の島に必要な"土"を求めて、単身でポリネシア海洋の航海を中心に珍しい風物をドキュメンタリータッチで追う。自然界と人間社会のバランスを急速に破壊しつつある現代を批判した作品ですね
太平洋のほぼ中央、大小合わせて百万を超える無数の島々が広大な海域に存在する南海の楽園ポリネシア。明日の豊な生活を築くために、サンゴ礁の島に必要な"土"を求めて、単身でポリネシア海洋の航海を中心に珍しい風物をドキュメンタリータッチで追う。自然界と人間社会のバランスを急速に破壊しつつある現代を批判した作品ですね
音楽はエンニオ・モリコーネ。そしてアレンジと指揮をブルーノ・ニコライが担当している。モリコーネはここではポリネシア風の素朴な音楽をつけています。このドーナツ盤のB面に収録されている「タナイのテーマ」は、関光夫さんがテーマ曲「遥かなる青い海」とよく番組で取り上げていましたが、パーカッションの音からテーマ曲に入り、そしてどこか漁村の船着き場に置きっぱなしになった朽ちた木造の船の周辺から、腐敗した魚の臭いが漂いそうな、何とも生々しい音楽ですね。そこがエンニオ・モリコーネとブルーノ・ニコライ・コンビの素晴らしいところですね
これは当時キャニオンからリリースされたドーナツ盤ですが、数十年まえには確か『残虐の掟』とカップリングしたCDも出ておりました
『遥かなる青い海』
https://youtu.be/DzZNGk4FVVU
ブルーノ・ニコライの名作、やはりオセアニアの舞台にした感動作『愛のアンジェラス』から
ブルーノ・ニコライの名作、やはりオセアニアの舞台にした感動作『愛のアンジェラス』から
https://www.youtube.com/playlist?list=PLd0myhB7itpQ-mZaipn6UIoZtg9hd0z4j
もちろん、モリコーネもすごいです。そして長年に渡って名アレンジャーとして務め上げたニコライもすごいですね。ここでは、お二方の追悼を込めて記事にしてみました
家内が送ってきた私が不在中のサファイアとみゅうちゃんの、気ままな姿の写真です
二匹とも、私のベッドの上でクーラーにあたりながら、暑さをしのいでいますね(=^ェ^=)🐈️
二匹とも、私のベッドの上でクーラーにあたりながら、暑さをしのいでいますね(=^ェ^=)🐈️
それでは、本日もよろしく頼みます‼️
CDはカップリング盤を経て、2010年に単発の21曲入りが出ました。
この曲は「遥かなる青い海」も「タナイ」もその他の曲も、とてつもなく良いですねえ。
実は私もCDを持っていたのですが、残念なことに一時期生活に困り、なくなく手放しました。
今回のEP盤はそれ以来の入手です。
退院して聴くのが楽しみです!
「愛のアンジェラス」では「愛のテーマ」がいいですね。「Il Parroco」からはなぜかモリコーネの「猫」を連想しました(笑)
『豹/ジャガー』『夢魔』等と同じく、モリコーネ=ニコライコンビの最高傑作と考えています。
モリコーネよりもニコライの方がかなり早く亡くなりましたし、また、ニコライのアレンジや指揮が加わった時期が、最も好きですね。
ポリネシアの民族音楽は、確かに打楽器を中心にしたものが多いですね。
決してそれらはメロディアスなものは殆んどないですが、例えばミッシェル・コロムビエの『潮騒』は、 メロディアスな曲調の中にも、やはり強烈なパーカッションを加えていますから。
『愛のアンジェラス』の挿入曲のひとつ「海から来た天使」なんかはモリコーネの『赤いテント』にそっくりでしたよ。