いくら。
10/10-2
ボロボロの体で帰宅した私を、家でテレビ見ながら待っていたおにぃ。
『冷蔵庫見てみてー』
何やらうれしそうに言う35才。
??
いつもは冷凍庫のパターンなんだけど。
でも、帰りの電話で
『ゆずシャーベット買っておいたからー』
と、これまたゴキゲンに宣っていたので、わざわざ冷凍庫をアピールする必要はない。
えー
なんだろ。
つか、一気に疲れが押し寄せてきて、もうダルい。
必要性を微塵も感じない応援から帰って、少しなからず機嫌も悪い。
『……?』
別にこれといって何も見当たらないんだけど。
『こっちだって』
とタマゴを置くところを指す。
生筋子、である。
1/2腹分の、生筋子である。
『…………』
えっと……
作れ、と?
言葉が悪くて申し訳ないと前置きさせてもらうけど、
このクソ疲れてる私に、いくらを作れと?
疲れてツッコミも出ないが、沈黙で十分伝わったようで、
『いや、明日でいいよ』
とフォロー。
おにぃが待ってくれても、筋子の鮮度は待っちゃくれねーんだよ。
……なんとかラクできぬものか…
よし、作らせよう。
『作り方言うから、自分で作ってみれば~??』
私が疲れてるのをわかっているので、渋々ではあるが了承。
『うわぁ~』
筋子の感触にビビる35才。
恐る恐る筋子をほぐしていく。
私は横から口を出すだけ。
『最後とれないから、あとやって~』
コドモか!
やむなくバトンタッチ。
薄皮からほぐしたら、根気よく小さな薄皮と潰れちゃった皮を取り除く。
『それならできそう。
俺もやるー』
ホントにお手伝いのコドモ状態だ。
誉めて伸びるタイプなので、うるさくは言わず。
根気のいる作業だけど、際限なくいくらは潰れていくのであきらめも肝心。
水気を切って味付けして、食べるのは明日。
楽しみ~☆
10/10-2
ボロボロの体で帰宅した私を、家でテレビ見ながら待っていたおにぃ。
『冷蔵庫見てみてー』
何やらうれしそうに言う35才。
??
いつもは冷凍庫のパターンなんだけど。
でも、帰りの電話で
『ゆずシャーベット買っておいたからー』
と、これまたゴキゲンに宣っていたので、わざわざ冷凍庫をアピールする必要はない。
えー
なんだろ。
つか、一気に疲れが押し寄せてきて、もうダルい。
必要性を微塵も感じない応援から帰って、少しなからず機嫌も悪い。
『……?』
別にこれといって何も見当たらないんだけど。
『こっちだって』
とタマゴを置くところを指す。
生筋子、である。
1/2腹分の、生筋子である。
『…………』
えっと……
作れ、と?
言葉が悪くて申し訳ないと前置きさせてもらうけど、
このクソ疲れてる私に、いくらを作れと?
疲れてツッコミも出ないが、沈黙で十分伝わったようで、
『いや、明日でいいよ』
とフォロー。
おにぃが待ってくれても、筋子の鮮度は待っちゃくれねーんだよ。
……なんとかラクできぬものか…
よし、作らせよう。
『作り方言うから、自分で作ってみれば~??』
私が疲れてるのをわかっているので、渋々ではあるが了承。
『うわぁ~』
筋子の感触にビビる35才。
恐る恐る筋子をほぐしていく。
私は横から口を出すだけ。
『最後とれないから、あとやって~』
コドモか!
やむなくバトンタッチ。
薄皮からほぐしたら、根気よく小さな薄皮と潰れちゃった皮を取り除く。
『それならできそう。
俺もやるー』
ホントにお手伝いのコドモ状態だ。
誉めて伸びるタイプなので、うるさくは言わず。
根気のいる作業だけど、際限なくいくらは潰れていくのであきらめも肝心。
水気を切って味付けして、食べるのは明日。
楽しみ~☆