ブナケン島は乾季で晴天に恵まれました。
途中で遠くの方に雨雲が見え、その後雨には濡れずに、幸運にも、虹を見ることが出来ました。
10年くらい前にハワイ島で見た虹の方が素敵だったけど、虹は少し心を和ませます。
白のハイビスカス
その道
赤、黄、白のブーゲンビリア
ブナケンの島民の居るところで一番きれいな道だと思いました。かわいい女の子がいましたので、カメラを見せてとってもいいですか？というジェスチャーをすると、気を付けをして、前で手を組んで、ポーズをとってくれました。
また、別のところでは、男の子が実を見せるので、英語で何？と訊くと、マンゴマンゴと言っていました。見せびらかしていたのかもしれません。再び、ジェスチャーで写真を撮っても良いかと尋ねると、何処からともなくもう一人の男の子がやって来て写真に納まりました。
別の集落の女の子です。日本で、道端で声をかけて写真を撮っていたら、何かの容疑者になってしまいそうですね。
赤、白、紫のブーゲンビリア
綺麗な桟橋でした。もう夕暮れ近くになってしまいました。
ヒヨコ5匹と親
小型の黒豚二頭
痩せた牛
痩せて骨が浮き出た犬
背骨が浮き出た犬の目
仔犬なので人間に甘えたいけど、一方、人間はこわいとおびえた目、しっぽは思わず振っているけど・・・。
北スラウェシ島はミナハサ族がいらして、ネズミ、コウモリ、イノシシ、サル、猫、犬を食うそうです。
犬の肉をRWといい、犬料理をエルウェと言うらしいです。一匹日本円で3千円。黒犬が美味しいらしいです。韓国は赤犬の肉が好まれるそうです。
私は、イノシシと犬や猫を同列に扱うことは抵抗があります。育った環境から心から犬や猫を喰うのは嫌です。しかし、マナドでは喰うのです。
犬肉を喰う人は、日本人がウサギの肉を喰うのは信じられないと言います。ウサギは可愛いペットなのに、なんで喰うのだ！と言うらしいのです。（私はウサギを喰った事は有りません。しかし喰う人がいるのも知っていますし、喰えと言われれば喰います。そう言う意味では、喰う日本人と言われても仕方ありません。）また、日本人はイルカを喰うことをアメリカから非難されています。クジラはオーストラリアから非難されています。私はイルカもクジラも食うべきではないと思います。しかし、数年前、千葉で打ち上げられたイルカの肉をスーパーで売っていて、食べた事が有ります。どうなんでしょうか、殺して食うのは良くないけど、死んだなら喰っていいのでしょうか。そうすると、犬を保健所で何万引きも殺している日本人はどうなるのでしょうか。殺された犬は報われません。喰った方が良いのでしょうか。そうすると、輸出したらいいのでしょうか？ユダヤ人をアウシュビッツで殺した後、人間の油で石鹸を作っていたというTVを見たことがります。じゃあ、人間も死んだら、喰った方が良いのでしょうか。生きてこそと言う映画は実話をもとに作られたらしいですが考えさせられます。殺した肉、死んだ肉では区別できません。では、どういう肉ならいいのでしょうか。ラム肉は良いのでしょうか、ヒツジを育てて、生後1年で確実に殺して喰っているのです。わたしは北海道で食べたかもしれません。昔から、日本人は二足四足は喰わないとかいう言葉もありました。そうなるとベジタリアン+魚介類となるのでしょうか。イナゴ、蜂の子を日本人は食べる人もいます。東南アジアのある地域では昆虫を油で揚げて食べているのをTVで見たことがあります。概して、食べ物が無ければ何でも喰う。あれば、選んで喰う。というだけの話かもしれません。
ところで、この犬の痩せた姿を見てください。そして、この目つき、仔犬ですら怯えています。
もちろん、こいつらは、太っても良いことはないでしょう。しかし、この痩せ具合、悲しすぎませんか。ここの民族は犬に餌を与えないそうです。犬は勝手にどこかで拾い食いをするものとなっているようです。牛も痩せています。豚や鶏やヒヨコは痩せていないで、大丈夫そうです。でも、それはすぐに喰うということでしょうか。
異文化体験というけど、良い感情と悲しい感情が体験できました。
今度行くことが有ったら、チョットでも食べ物を持って行きたい感情は残っています。
こじつけのようですが、お得な旅行だったかどうかですが、ビール大瓶（約500ml）約260円位ですので、金銭的にはあまり安いとは思えませんのでお得でなかったのでしょう（まぁ現地の人はもっと安いところで買っているのかもしれませんが）。また、今回の旅行の総額は、他のところ（ベトナム以外）とあまり変わらないような気もしています。
だけど、素朴な島民にも触れられたし、ホテルの人からも色々ためになる話が効けましたので、感覚的には良い旅でお得でした。
