二胡は2本の弦の間に弓毛をはさむという非常に変わったやり方をするために、従来の感覚とちがう弾き方がいくつかあります
その中でも外弦を弾くときに、弓の竿を胴に接触させながら動かすというのは違和感を感じる最たるものでしょう
そう弾くために二胡にはデンペンという弓竿を当てて滑らせるためのベッコウ(に似せた)プレートがついています
最初のNHKのテキストにもそう書いています。最初の先生にもそう教えられましたが、そんなことしたら、こすれ音がカサカサ鳴りそうな気がして、あるいは音がおかしくなるのではないかとの杞憂のために、あまり積極的には接触させませんでした
今の先生には、音を大きく弾くために接触、いや押し付けるくらいにするのだと、初めて理由を聞きました
ようやく納得して押し付けて弾けるようになりました
二胡本体では重いほうが弦の振動をよく響かせるのはご存知でしょう
二胡の弓は軽いです。弓毛が弦をしっかりとらえるためには、重いほうがいい訳ですが、1kgの弓なんて不可能です。
重くできないのであれば、せめて弓のどこかの一部を重いものに押し付けてやることで、代替することができるでしょう
一番いいのは、部屋の柱に弓の先端をおしつけながら弾けたらいいのですが、そんなことしなくても、楽器本体に押し付けるだけで十分なんでしょうね
以上はあくまで私の仮説です。音量音質を聞き分けるだけの耳もありませんし
このように理解しているということです
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