Cinema Collection 2

映画のミーハーな感想が主ですが
多々脱線してます
コメント欄は閉じさせて頂いてます
(2015/6より)

★マイレージ、マイライフ(2009)★

2010-03-27 00:00:00 | 旧ブログ記事
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UP IN THE AIR





あなたの“人生のスーツケース”


詰め込みすぎていませんか?






映時間 109分


製作国 アメリカ


公開情報 劇場公開(パラマウント)


初公開年月 2010/03/20


ジャンル ドラマ/コメディ


映倫 G





【解説】





「JUNO/ジュノ」「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン監督


がウォルター・カーンの同名小説を基に、現代人を取り巻く様々な問題をスマートに


描き出すハートフル・ヒューマン・ストーリー。


リストラ宣告人として全米を飛び回り、煩わしい人間関係を回避して身軽で


気ままな人生を送ってきた主人公が、2人の女性との出会いをきっかけに、


それまでの生き方や人とのつながりについて、見つめ直していく姿を、


シニカルな中にも優しい眼差しを込めて綴る。


主演は「フィクサー」のジョージ・クルーニー、共演に「ディパーテッド」


のヴェラ・ファミーガ、「トワイライト~初恋~」のアナ・ケンドリック。





【ストーリー】





企業のリストラ対象者に解雇を通告する“リストラ宣告人”の仕事で


年間322日間も出張しているライアン・ビンガム。自らの講演でも


謳っている“バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”を


モットーに人間関係も仕事もあっさりと淡泊にこなし、結婚願望も持たず


家族とも距離を置いたまま、ただマイレージを1000万マイル貯めることが


目下の人生目標となっていた。だがそんな彼も、2人の女性と出会ったことで


人生の転機が訪れる。





ひとりは、ライアンと同様に出張で飛び回っているキャリアウーマンの


アレックス。同じ価値観を持つ彼女とはすぐに意気投合し、互いに割り切った


関係を楽しむことに。もうひとりは、将来を有望視され入社してきた


典型的現代っ子の新人ナタリー。彼女は、ネット上で解雇通告を行い出張を


廃止する、というライアンの立場を脅かす合理化案を提案、さらには彼女の


教育係に当てられてしまう。しかしライアンは、そんな彼女たちと接して


いくうち、これまでないがしろにしていた人との“つながり”の大切さに


気付かされていく…。





チラシ.jpg





【感想】


期待度<>好き度<????????





ライトマン監督の作品は「JUNO/ジュノ」(映画館で)


「サンキュー・スモーキング」(TVで)を鑑賞しましたが、


二つとも良かったですが、私は、この作品が1番好きです。


この監督まだ32歳なのに、前作2本も含めてなんかすごい(切り口が鋭い)


映画作りますよね(^^;





結婚願望も家族を持つことにも興味がなく、自分の職務を淡々とこなし、


1000万マイル貯めることだけが目標で、兄弟(姉妹)をも含めて、


人との関わりを極力避けてきたライアンが、2人の女性(ライアンの


人生<考え>に納得できない新入社員のナタリーとライアンが初めて、


親密な関係になりたいと思ったアレックス)に出会うことによって、


またアレックスと一緒に妹の結婚式に出席したことによって、家族との絆、


人とのつながりの大切さに気がついて、今までの自分の人生は何だったのか


を見つめ直すと言う内容で、結婚とは?家族とは?人々とのつながりとは?


人生とは?といろいろと考えさせられちゃいました。。。





以下、ネタに触れています





荷物.jpg





パンフによると原題の「UP IN THE AIR」は『空の上』の意味の他に


『まだ何も決まっていない』
という意味があるそうです。


とりあえず、白紙になったような(まだ何も決まっていない)ライアンの


これからの人生ですが、人とのつながりを避けてきたライアンが、


ナタリーの新しい就職先に推薦文を送ったり(頼まれもしないのに・笑)、


自分から行動を起こしてアレックスのもと(家)に行ったり


(それは、残念な結果に終わってしまいましたが・・・)と、今までの彼では


しなかった行動を起こし始めたのを見ると、今までは、バックパックは空っぽに


していたライアンですが、その空っぽのバックパックに何かを詰めようと初めて


思ったわけで、そう考えると、これからの彼の人生もそう悪いものでもないんじゃ


ないかなと思うと、ちょっと切ない(キツイ?)ラストでもありましたが、


希望もあるようなラストに思えました。


ライトマン監督って、とびきりのハッピーエンドにはしないですよねえ(笑)


人生は厳しい、思うようには行かないってことですかね(^_^;)





アレックス.jpg





主なキャストは・・・・





キャスト1-1.jpg





ライアン(ジョージ・クルニー)


人との関わりは面倒と家族<兄弟>との関係も希薄でリストラの仕事に


生きるビジネスマン、ライアン。新人の若いナタリーと大人の女性アレックスに


出逢い、考え方がかわってきます。


<ジョージは、スーツ姿も似合って、ビジネスマン役ハマッています。


 時折見せる寂しげな瞳もステキでした>





アレックス(ヴェラ・ファミーガ)


いかにもキャリアウーマンと言う感じで、割り切った大人の付き合いを望んでいて、


結婚願望のないライアンには好都合な相手だったのですが・・・


<最近では、縞模様のパジャマの少年での母親役が印象に残っています>


       


ナタリー(アナ・ケンドリック)


解雇の宣告も、WEBを使えば、出張費などの無駄がなくなると提案。


いかにも現代っ子らしいのですが、自分の彼にメールで別れを告げられ


大泣きします。WEBでの解雇を考え出したナタリーが、メールで別れを


宣告されるのが、皮肉っぽくて可笑しかったです。>


トワイライト~初恋~に出ていましたが、あまり印象には残っていません>





キャスト2.jpg





クレイグ(ジェイソン・ベイトマン)


ライアンの上司役。<最近この俳優さん、マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋


キングダム・見えざる敵
JUNO/ジュノハンコック、などよく見かけます>





メラニー(ジュリー・ビンガム)


ライアンの妹。この妹の結婚式に出席するために、ライアンは、故郷に帰り


久しぶりに家族に逢うことになる。


<この女優さんは、初めて見ました(^_^;)>





ジム(ダニー・マクブライド)ライアンの妹、メラニーの結婚相手。結婚式当日に、


結婚をドタキャン。彼を説得するうちに、ライアンの気持ちにも変化が・・・


<どこかで観たようなと思ったら、トロピック・サンダー/史上最低の作戦


出てました>





その他に、機長役で、サム・エリオット(まだ感想書いていませんが(^^;


最近では、噂のモーガン夫妻に出演)や、リストラされる社員役で、


J・K・シモンズ(スパイダーマンの編集長でお馴染みの、またJUNO/ジュノ


父親役だった)が出ていて、短いシーンながら、存在感がありましたa





荷物.jpg





大きな感動とかインパクトのある作品とかではなかったのですが、


なんか良かったなあ~と感た作品でしたa





大不況、リストラ、デジタル社会、人間関係の希薄さなどの現代社会が


抱える問題がタイムリーに描かれていましたが、それをシリアスに重い社会派映画


として見せるのではなく、シニカルなコメディタッチの娯楽作品にして、


サラリと描いているのは監督の手腕なのでしょうか・・・


そこが好みでした??





この作品は、若い方とある程度年齢がいったかた(っていくつだ・笑)とは、


映画の感じ方が違うかもしれませんね





写真.jpg


<妹に頼まれて、あちこちの観光名所で、こんなことやってる


ライアンが可笑しかったです>






3月20日(土)から公開





パンフ.jpg


<パンフレット¥600?クリックで公式サイトヘ>





‘現代(いま)を生きるあなたに、


ほんの少しの提案と希望をくれる人間ドラマ。






<TOHOシネマズ・シャンテにて鑑賞>





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