★新少林寺／ＳＨＡＯＬＩＮ(2011)★

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新少林寺
SHAOLIN

　守れ。
人々の希望のため――

上映時間 131分
製作国 香港／中国
公開情報 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ＝カルチュア・パブリッシャーズ)
初公開年月 2011/11/19
ジャンル アクション／格闘技／ドラマ
映倫 PG12

【解説】
　
1982年に日本でも大ヒットしたカンフー映画の金字塔「少林寺」を基に、
その新たなる物語として、アンディ・ラウ、ジャッキー・チェン、
ニコラス・ツェー、ファン・ビンビンはじめアジアを代表する
スターたちの豪華共演で贈る歴史スペクタクル・アクション大作。
監督は「インビジブル・ターゲット」「コネクテッド」のベニー・チャン。

１１月１９日（土）公開

公式サイト

【感想】
＜＞４．７、満点でもいいいも～

お話は、傍若無人、冷血な将軍・侯杰（こうけつ＝アンディ）が、
部下である腹心の曹蛮（そうばん＝ニコラス）の裏切りに合い、
少林寺に逃げ込むハメとなり、やがて、改心して出家して・・・
悟りを開いて僧侶となった浄覚に、裏切った曹蛮が、少林寺に乗り込んで
・・・と言うお話で、ストーリーとしたら王道だと思います。
善と悪もハッキリ分れているので、お話もわかり易いですし、感情移入も
しやすかったです。カンフー映画と言うよりは、メッセージ性の高い、
ひとつの人間ドラマに思えました



主なキャストは・・・・


アンディ・ラウ（＝侯杰）・・・好戦的で、傲慢な軍閥の将軍。
腹心の部下の裏切りから、全てを失う。門を許可された少林寺で、悟りを開いて出家する。
極端に違う侯杰と浄覚を見事に演じています。悲しみと憎しみでいっぱいだった侯杰が
少しずつ浄化されていくのが、彼の表情でよく分かりました。さすが、上手いなあ。。。


ニコラス・ツェー（＝曹蛮）・・・侯杰の副官であったが、彼を
裏切り将軍となる。侯杰が僧侶になったと知り少林寺の撲滅に乗り出す。
この映画のもうひとつ（ひとり）のお目当てが、ニコラス
とんでもなく悪い奴を演じていて、観ていて腹が立つほど、本当に嫌な奴なんですが、
こういうイケメンが演じると、一方では、なんかゾクゾクもしちゃって～（苦笑）
アンディが上手いのは、勿論なんですが、ニコラス良かったわ～～

ジャッキー・チェン（＝悟道）・・・少林寺の厨房を長年勤めている。
仏学の奥義を会得しており、侯杰に悟りを開かせるきっかけを作る。
冒頭から、ドキドキと手に汗握るシーンが多く、内容も裏切りや娘の死があったり
と重いトーンの中、ジャッキー登場で、ちょっとホッとして笑顔になります。
この映画の笑いと癒しの部分を担当と言った感じでしょうか

１００本目の「１９１１」の撮影に入っていたにも関わらず、どうしても
この作品に参加したかったとのことで、特別出演の形になったそうです。
この役は、自分で選んだそうで、この役はサモハン・キンポーか自分が演じるしかない
と言う確信があったそうです。
役柄としても、侯杰の心を開いて、立ち直るきっかけを作る重要な役柄でした


ファン・ビンビン（＝顔夕）・・・侯杰の妻。夫の失脚によって、
娘を殺された悲しみが、彼女の人生を変えてしまう
私は初めて観た女優さんでしたが、いや～～綺麗な人でした。
中国の女優さんは、美しいかたが多いですね。

ユエ・ハイ（方丈）・・・少林寺を切り盛りする老長官
私は前作観ていないので知りませんが、１９８２年の「少林寺」に出られていたそうで、
前作を観ているかたには、嬉しいサプライズだったのではないでしょうか？
３年前に引退されていたそうですが、本作のために復帰されたそうです

元武術チャンピョンのウー・ジン、少林寺出身のシー・イェンレン、
伝統劇で立ち回りのプロであるユイ・シャオチュン

ウー・ジン（浄能）・・・少林寺の１番弟子。弟子たちの教育係りで
弟子たちからも篤い信頼を受け、慕われている。
この役者さん良かったです！弟子たちを守ったあのシーンは、涙、涙でした

ユイ・シャオチュン（浄海）・・・少林寺の弟子。民衆を案じる心優しい修行僧。
休さんの主役があったら、ピッタリって感じでかわいかったです　　　　

シー・イェンレン（浄空）・・・少林寺の弟子。
ちょっと無鉄砲なところがあるが修行僧たちのムード・メーカー的存在。
三国志で言ったら、張飛って感じかな。熱血漢溢れる修行僧良かったです
　　　　　

闘う料理人（笑）役のジャキーと現役の少林弟子のちびっこ拳士たち

カンフーアクションは、現役ですから、勿論素晴らしかったのですが、
お芝居も上手かったです。
この写真はジャッキーですが、３ヶ月撮影をともにしたアンディと別れる時は
みんな泣いたそうです。アンディの人柄がわかりますよね

＜子どもと言えば、ちなみに、娘役のかわいい女の子は、日中ハーフの
嶋田　瑠那ちゃんだそうです＞


寒空の下で、白い息を吐きながら、幼い僧と稽古するシーンは美しかったです
こちらの心まで洗われるようでした



雪の舞う少林寺で修行に励む僧侶たちをバックにエンド・クレジットが
流れるのですが、アンディ・ラウの歌う主題歌（「悟」）の歌詞
＜アンディの作詞です＞が、心に染みました
あっ！もちろんアンディの歌声も美しかったです


ジャッキーチェンとアンディラウ、なんと豪華な共演！
＜共演は、１９９１年「炎の大走査線」以来＞

とにかく泣かされた映画でした４回、いやそれ以上泣いたかな(^_^;)
もう、顔がカピカピ～（笑）
今年観た作品で、こんなに泣いた作品ってあったかなあ。。。
カンフー映画はちょっと苦手と思っている女性のかたにこそ、
是非観て欲しい作品です


２憶４千万かけて作られた複製の少林寺はラスト、ハリウッド映画に
勝るとも劣らない火薬量の多い爆破で壊されます。悲惨な描写に、
あそこまで、やるか～と思いましたし、外国軍（西洋人）は必要なの？と
思いましたが、あのラストには、監督の反戦の思いがこめられているとのことで、
そういうことねと納得しました。

あっ！そうそう、満点にしなかったのは、あまりにも人が死にすぎたからかな～
浄能は、仕方がなかったとしても、浄空、浄海、方丈まで殺さなくても(^_^;)
で、そこをマイナスにしてみました

少林寺、炎上
その時、命を懸けて
人々を守った男たちの物語。



【ストーリー】

辛亥革命によって清王朝が倒れて間もない中国。各地で争いが絶えず、
混沌が続いていた。そんな中、登封市にある少林寺では、僧侶たちが
戦火で傷ついた者たちの救助に奔走していた。
冷血な将軍・侯杰（こうけつ）は、そんな少林寺に馬上のまま乗り込むや、
逃げ込んだ敵将を殺害、揚々と去っていく。

ところが、ほどなく腹心・曹蛮（そうばん）の裏切りに遭い、
今度は自らが少林寺に逃げ込むハメに。全てを失った彼は、心を入れ替え
出家を決意する。厨房で料理人・悟道（ごどう）の手伝いをしながら修行に
励む侯杰。やがて侯杰を捕らえようと、曹蛮が大軍を率いて少林寺に
攻め込んでくるが…。

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