サンフランシスコ日記

2007年6月から10ヶ月。サンフランシスコで過ごした日々の日記です。
今でもこの街に恋してる?

サンフランシスコ現代美術館

2007-07-04 | museum

Legion of Honor を満喫したあと SF MoMA(サンフランシスコ現代美術館)へ 



設計はMario Botta(マリオ・ボッタ) 




ロビーや階段からは 天窓から降りそそぐ光と ブリッジを往来するひとが見えます。


天窓の光は壁にあたり美しい影をつくります。ブリッジの透ける感じも素敵ですね。



展示品は 現代アートあり マティス展 写真展もありでしたが


マルセル・デュシャンの「泉」 の現物が一番インパクトがありました 





ウィキペディア(Wikipedia)より


マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp, 1887年7月28日 - 1968年10月2日)はフランス出身でのちアメリカで活躍した美術家20世紀美術に決定的な影響を残した美術家である。画家として出発したが、油彩画の制作は1910年代前半に放棄している。チェスの名手としても知られる。


・・・早い時期に油絵を放棄したデュシャンは、既成の物体をそのまま、あるいは若干手を加えただけのものをオブジェとして提示した「レディメイド」を数多く発表した(1913年制作の「自転車の車輪」が、最初のレディ・メイドといわれている)。なかでも、単に商店から購入した男子用の小便器に「R・マット (R. Mutt)」という署名をして『泉』というタイトルを付けた作品(1917年制作。第二次世界大戦後に、何回か再制作されており、1964年にarturo schwartzによって8つのレプリカがデュシャンの許可の下製作された)は物議をかもした(なお、「mutt」とは、「ばか」「のろま」といった意味の俗語であるとともに、衛生陶器を製造していたMatt & Worksという会社名をもじったものであった、かつ当時の新聞に掲載されていた漫画のキャラクターの名前である)。


・・・レディメイド作品は基本的に何らかの形でオリジナルは紛失してしまっている。従って現在目にすることのできるのはレプリカか写真による複製に限られている。件の便器=泉もオリジナルは行方知らずで、アルフレッド・スティーグリッツによって撮られた一枚の写真を残して紛失してしまっている。


『泉』は2004年12月、世界の芸術をリードする500人に最もインパクトのある現代芸術の作品を5点選んでもらうという調査の結果、ピカソの名作「アヴィニョンの娘たち」を抑えて堂々の1位を獲得した(ターナー賞のスポンサーとジンの製造会社が実施)。実際、『泉』の発表後、20世紀の多くの芸術家は『デュシャン以降、何が制作できるのか』という命題に直面しており、それに応えた作品が多く生まれている。


なお、『泉』という邦題については、誤訳ではないかという説もある。すなわち、『噴水』と訳すべきであったというのであるが、それは、レディメイドという性格上、泉という天然自然のモノではなくして人工人造のモノとして扱うべきであるというのが理由のひとつである。また、デュシャンのエロティシズムの対する態度からして決して性的なモノを拒否していたとは思われないというのが理由の二つめ。そして、もしこの作品を邦題『噴水』として受容鑑賞するならば、その噴水のノズルは何か? それはこのオブジェの前に在ってしかるべき男性性器であり、すなわち、作品名からしてダブルミーニングであるのではないかというのが誤訳説である。



ほかにもジャスパー・ジョーンズの「Flag1954」もみれました。


現代アートは難解な部分もありますが おもしろいですね 


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