夏目漱石の「我輩は猫である」はあまりにも有名な作品。
この「猫」がサンフランシスコに渡った話「我輩の見たる亜米利加」
でも書いたのは漱石ではありません。
明治末以来「我輩は~」といったタイトルの作品は多く発表されていて
(詳しくは我輩は猫であるパロディをご覧ください。)
これは大正時代に 日系移民の保坂帰一氏によって書かれたものなんです。
漱石の「猫」の見たアメリカ-日系移民一世の日本語文学-
このページをみてとても興味がわきました。
萩原公園ってゴールデンゲートパークの日本茶庭園のことですよね!
その当時の日系移民の方の生活ぶりを垣間見れるなんて(しかも猫になって)
おもしろそう!
でもこの本 なかなか手に入らなさそうなんです。
古本を探してみてたんですけど15,000円もするんですね
もし手に入ったとして解読できるかどうかも心配
簡単に読んでみたい!と思う作品ではなく
研究対象として手にとられるものなのかもしれないですね。
サンフランシスコには
当時日系移民として渡ってきた方の子孫が二世三世として暮らしていますが
今に至るまでの苦労は計り知れないと思います。
今この街には多くの日本人もいます。
研究目的で留学している方 海外赴任中の方 国際結婚をした方
またビジネスチャンスを物にした方もいるでしょうね。
見た目は変わらない日系人と日本人。
でも考え方や習慣、暮らし方は きっと全然違うことと思います。
私は当初 日系人と友達になれたらいいなと思っていましたが
もしかしたらそんなことを思うのは日本人の方だけ?なのかも
ということに気づきました。
語学留学中?と思われる大学生くらいの女の子を
ダウンタウンやジャパンタウンで見かけますが
私立女子大英文学専攻?系のきれいなお姉さんばかりです。
なのにスーパーの中でキックボードに乗っていたりするのを見かけると
日本人として恥ずかしくなります
日系人をはじめ多くの方に 日本人ってこんなんなの?と思われるでしょうね。
昔苦労して渡米した時代の方が見たら
日本も変わったなぁとがっかりするかもしれません。
「我輩の見たる亜米利加」はどんな話で終わるのか分かりませんが
今私が見てるアメリカは これからもまたこのブログでお送りします
私も猫みたいなものかも!?