先日 かの有名なアルカトラズ島に行ってまいりました
サンフランシスコといえば
ゴールデンデートブリッジ ケーブルカー アルカトラズ島
というくらい有名な 刑務所のあった島ですね。
サンフランシスコから約3kmしか離れていないこの島。
水温が低く潮流が速いため 泳いで脱獄は不可能といわれ
アル・カポネなどに代表される凶悪犯が投獄されていたそうです。
刑務所のなかです
独房は3層構造になっていますが 観光で入れるのは1階部分のみ。
ひんやりとした空気。殺風景な独房。
よいイメージはとても想像できませんが
問題を起こさず 規律通りにしていれば
刑務所内の図書館を利用することもできるし
庭で身体を動かしたり
楽器を演奏したり 絵を描いたりできたそうです。
この刑務所に収容されたのは 男性のみだったのそうですが
編み物をするのが流行ったりもしたみたいですよ
しかし 映画でよく題材にされるこの刑務所
テーマはやはり 脱獄 ですよね。
スプーンで壁を掘るという気の遠くなる作業を続け
1962年 脱獄を実行に移します。
結局 3人の囚人が島から脱出し
レインコートを浮き袋にして泳いだようです。
遺体があがらなかったので
南米(スペイン語を勉強していたから)に逃げたのか?と
言われたりもしますが
溺死したというのが通説だそうです。
島からはこんなふうにサンフランシスコが見えます。
この島には 囚人以外に官吏官家族も住んでいて
勤務が終わるとサンフランシスコに船で渡り
ノースビーチあたりで食事をして
最終の船で島に帰ってきたりもしたそうです。
この島に建物を建設するにあたったのは 囚人たちでした。
資材や機材の搬入 真水の調達・・・
しかも経験のない囚人が作業するんですから
現場を指揮していた方は ほんとに大変だったでしょうね。
今は 塩分の多い潮風のせいで 建物等の腐食がかなり進んでいます。
あと館内最後の方には
アルカトラズ島を題材にした映画のポスターや
おみやげもののコーナーもあります。
このポスターいいなぁ と思い撮ったんですが
「Birdman of Alcatraz」(1961年アメリカ 邦題は「終身犯」)
気になる作品ですね。
監督:ジョン・フランケンハイマー
主演:バート・ランカスター
独房生活を続ける殺人犯が一羽のヒナを育てたことからやがて鳥類学の権威となるまでを描いた実話の映画化で、一人の囚人と刑務所体制との対立の変遷を交えながらフランケンハイマーが手堅い演出を見せる。
(allcinema online より)
ちなみにこの作品「the Madman of Alcatraz」として
ブラット・ピットによってリメイクされることが決まっていたみたいなんですが
その後いかがなんでしょうね?