人形町で昼食を取り、喫茶店に寄り、さあ帰ろうと思ったとき、「そうだ、壽堂の黄金芋(こがねいも)だ!」と思い出した。人形町に来た時、買って帰ることが多い。壽堂は、明治17年に日本橋蛎殻町で創業し、明治40年代に現在の場所に移ってこられたそうだ。
甘酒横丁から水天宮のほうに向かって歩いてすぐの角に店はある。京菓子の店だ。黄金芋はここの一番の売り物だ。ほくほくしたニッキ風味の白あんを黄金色の薄皮で包んである。ばら売りもしてくれ、一つ230円だ。今日は夫婦で3つずつと考え6個買った、1380円で手提げ袋はいらないと言ったら、気持ちだけですけど、と言って10円値引きしてくれた。品物は四季精菓録と書いた紙袋に入れてくれ、一個ずつの黄金芋は黄色い薄紙に包んであり、さらにそれをビニール袋に入れてある。
帰宅してさっそく食べると、うまい。
いつまでも残ってほしい店だ。また買いに来ます。