メンズサイゾー 2013年08月21日10時00分
「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」(共にZETIMA)など爆発的なヒットを飛ばしたころからはや10数年。
一時期はシングル売上も全盛時の数十分の一に過ぎぬ3万枚近くまで低迷。
ローティーンの新規メンバーを次々加入させるも、長年の支持層である固定のマニア以外にはあまり注目されぬ状況にあった。
そんな停滞感を一気に打ち破り、久しぶりの10万枚ヒット達成やオリコン連続1位獲得などの、V字回復の快進撃が始まったのは、現在グループを束ねる道重さゆみのリーダー就任と軌を一にする。
そんな彼女に、初めてスキャンダルが持ち上がったのは一昨年末のことであった。
当時「週刊文春」が報道したところによれば、携帯電話向け動画サイト 「BeeTV」で配信されたドラマ『彼は、妹の恋人』の撮影をドタキャンしたというのである。
彼女は、設定にあるキスシーンを受け入れられないということで、現場で駄々をこね、撮影を中断させてしまったという。
処女であることを公言しキスも未経験だという道重は、疑似行為とは言え受け入れがたかったのだろう。
そして
「(ラブシーンを演じることで)ファンがいなくなったら芸能界で仕事ができない。 引退するしかない」
とこぼしていたという。
そんな彼女に対し、多くの人間は心無いバッシングを浴びせた。
昨年5月8代目リーダーに就任すると、彼女の評価はさらに高まっていく。
年下の後輩たちを優しく時に厳しくサポートする母性とリーダーシップを身に着けた彼女は、単に可愛らしいだけでなく知的な美しさで、さらなる輝きを増しつつある。
今秋に発売されるニューアルバムには、彼女が加入後初のナンバーワンヒットであり、最も思い入れの強い歌であると公言している「歩いてる」(ZETIMA)のソロで歌われるニューバージョンの収録が決定している。
年齢的にも遠くない彼女の卒業は遠い未来の事ではない。
卒業ライブで歌われるに違いない「歩いてる」を想像しただけで、涙腺が潤んでしまうファンも多いだろう。
今後も数多のアイドルたちが登場しようとも、彼女を超える存在が現れるかはクエスチョンマークがつく。
「結局道重」なのだ。
道重さゆみさん、なんと言われようとあなたは今のモー娘。を支えるリーダーです。最後まで輝き続けて下さい。