息子に会う。
以前と違って表情が違う。
もしかすると、連絡があったのかと
思うが今、息子に承諾をもらわないと
いけない内容を話しするが
そばにいる人がタイマーを止めて
詳しく聞かれた。
息子が一生懸命に説明し納得して
くれた。
私には何を懸念しているのか？
さっぱり分からず、息子と
会話の中で、息子にとって
これからとても大切な人で
息子の人生に光を見出してくれる人で
ある事を話した。
さて、息子へ良いニュースと悪いニュースを
話しする。
話しの中で息子は分かりやすい程
落ち込んだり、安堵したりと
忙しそうであった。
と言っても後、１年。
桜が咲く頃に、始まりの
人生が。。。。。。
いつも通りの電車を待ち
2時間も電車に乗るの座る席を確保し
座席へ座った瞬間
何か叫んでいる。だんだんと
こちらへ向かってきて
空いている席へその人は座りながらも
「腹がたつ！ぶっ殺したろか！」と
何かに怒りをぶつけている。
ふと見ると、周りの席の人は移動を
初め身の危険を感じているのだろう。
私は斜め二つ後ろ席で
周囲は誰もいなくなった。
おじさんは今も叫んでいる。
何故か、私は怖いとも感じることなく
何故？私は席を立たないのだろう？と
考える。
そうだ、私は死んでもいいと思っている。
自分で死ぬことが、できないから
別にいいや。と思っている。
息子のことや自分の人生が
本当に嫌になっている。
この先、主人も定年を迎えた時に
夫婦二人、慎ましく生活できるか？
と言うと、そうではない。
孫も中学生になるし
私がしてやれることも、終わりに
近づいてる。
そう！
いつ死んでも、いいと思っている。
ただ思う。
この、おじさんの怒りは
虚しいだけなのに、
おじさんは場所も周囲も考えずに
気持ちを露わにしてるのが
羨ましい。
夜勤明けで息子へ会いに行く。
けっこう、交通費が馬鹿にならない。
その上、息子に会えないときたら
かなり落ち込んでしまう。
今日もドキドキしながら
待っている。
その間、何故か懐かしい風、日照りを
感じた。
私がまだ、小さい頃
同じような風、日照りを感じたようで
今日は何故か、息子に会えると
思えた。
久しぶりに息子に会えた。
また、一段と痩せたように思えた。
そして、シャツの下の肌がうっすらと見えて
アトピーなのか？かなり痒みが伴うような
皮膚になっている。
大丈夫だろうか？
今日は今までにないような感じで
良く喋って笑顔がみられる。
来て良かった。
息子に笑顔が見れて、これも
きっと、息子が大切に思っている子の
おかげだと感謝する。
今日も寒い。
会える。会えない。会える。会えない。
小さな占いをしながら門まで歩く。
とっても静まりかえっている。
不気味なぐらい。
前回と同様に電話をしている。
前回と同じ人がこちらへやってくる。
やっぱり、ダメだった。
ここまで、2時間かけて
交通費も馬鹿にならなくて
自分の事を考えている母親が
情けなく思う。
息子の体調をまず、考えるべきなのに。
帰りの電車の中で
２年前だろうか？
あの時の私は、また
同じような電車へ乗って
触れることが、出来ない息子へ
会いに行くと思っていたのだろうか？
この道を何回、通るんだろう。
