コロナで神戸⇆大阪の往来は控えないと
いけないんだけど、今日も
息子へ会いに行く。
行く途中で桜が咲いていた。
去年の今頃を思い出すと
あの時は、これから長いトンネルに
入っていく道のりを暗く思っていた。
今日は、そんな思いも
後、少しだと思うと息子の服や
新しい靴など持っていくのも
嬉しく思う。
それでも、息子に会うまではドキドキする。
今日も無事に会えたことを
感謝する。
息子に頑張るように伝えるが
一瞬、不安気な顔をする。
心配になりながらも
何を言われても、心の中で
鼻歌でも歌っておりよと伝える。
2年、待てたのに
今は一日一日が長い。
今日はいい天気なのに
突然、小雨が降ってきたり
強風に加え寒もどりなのか寒い。
孫と一緒に息子へ会いに行く。
去年の息子と今の息子を比べると
笑顔と表情も良く見える。
今日も無事に会えたことを
感謝する。
昨日は息子の靴を買いに出かけた。
主人に履いてもらいイメージする。
サイズは息子へ聞いていたので
大丈夫だと思うが、靴によっては
小さかったりするかと思い
息子ぐらいの店員に確認する。
店員さんが、本人を連れてきて
もらえたら一番いいんですが
もしダメならタグを切らずに
履いてもらえたら交換できると
心の中で、どれも無理なんだと
呟く。
結局、1万5千円するスニーカーを
買った。
家に帰り、息子の部屋で
ボーッとしてた。
早く帰ってきて欲しいとか
これから先が大変だと
考えていると、主人に
「何してるん？」と覗き
ボーッとしてるだけと伝える。
主人って人は、何も考えないのかな？
先のことに不安はないのだろうか？
考えても仕方がないけど
考えてしまう。
とりあえず、もうじきだ
息子に触れるのは
コロナが流行し息子へ会いに行くのも
マスク着用してガードする。
孫も一緒なのでウィルスを
近づけないようなクレビリンを装備させ
電車に乗る。効果があるかは不明
だけど気持ちだけでも
空を見ると雲一つない晴天である。
風も春を感じる風である。
息子に会う前はウキウキ気分に
ならないように会えるまで
ドキドキしながら会えた事に
感謝する。
嬉しそうな息子の顔を見ながら
くれぐれも気をつけるように
話しをする。
今は気持ちを落ち着かせるように
努めているようだ。
教えてる立場で、午前に教えた事を
午後には、聞いていないと言うらしい。
イライラするようであるが
私は「そうでしたか〜とか、あれ〜」と
笑顔で言いなさいと、楽しんでごらんと
アドバイスする。
息子は笑っていた。
その笑顔に、お母さんは
不安がよぎる。これから
帰ってくる息子が、いつまでも
私の息子でいてくれるだろうか？と
今回、またお母さんは
会社に嘘をついて休みをもらった。
この嘘が、どこまで続くのだろうか？
秘密と嘘は同時についてくる。
それでも、私の大切な息子
家族のためには、仕方がない。
仕事は変えることできても
息子や家族は変えること
できないのだから。
後、28日。
