理解のある母親。
今、私はそんな母親に努めている。
私の理想としていた家族。
思い描いていた家族。
今は私の気持ちなんて無視で
普通の家族には、描き離れてて
心の整理ができないまま
ただ、息子が元気で自分の道を
歩んで欲しいと願うだけ。
今は前を向くことができずに
身を任せている感じだ。
６月４日、まさに息子と私の運命が
決まろうとしている。
分かっては、いるんだけど
0%に希望がないことも
奇跡が起こらないだろうか？と
一度は息子を捨てるはずだったのに
奇跡が起こるはずは
ないのに。
そんな事、考えながら
昨日は父親の排泄介助を行う。
あれだけ、幼い頃
父親の暴力に遭ってきたのに
小さくなった父親も
あの頃の迫力ある父親は
面影もないぐらい、私に優しい。
それが分かるから
こうやって、排便の介助が
できるんだと思う。
この生活、私自身の人生が
疲れて仕方がない。
時間だけが過ぎて行く。
私がいなくなったら
この家族は、どうなるんだろう？
私が全ての軸になってるんだと
逃げ出せない。
息子へ会いに行く。
会える人の制限について
息子と話してたら
息子の苛立ちが分かった。
私は言葉を切った。
私が息子に対して不安に思うのが
この場面だ。
心が痛くなる。
お母さんは、あなたにとって
どのような存在なのだろうか？
その苛立ちは、会えなくなる
苛立ちなのだろうか？
お母さんの
この気持ちは、どうやって
整理していったらいいのか？
何も分かっていないように思う。
もー何も言わず、
ただ、息子のこれからの人生を
見守るだけにすべきか？
何も言わずに！
息子に望みが、あるだろうか？
ここへ、来るのは
後、何回だろうか？
私も、いつまで
親として立っていられるだろうか？
今日は息子と私が最後の親子としての
勝負の日。
そんな大切な日が夜勤明けで
夜勤中はずっと、質問内容を
覚えようとして仕事が手につかず
ミスをしないようにしていた。
10時50分。
運命が動き出した。
情け無い息子の姿を見て
胸が痛くなる。
そして、私が勝負に出る。
夜勤明けで一睡もしていないのに
何故か気持ちが高ぶって
声が大きかったように思うが
あえて大きな声を出す。
息子にあえて伝えたいことがあった。
私は息子の顔を見ながら
次は親子の縁を切ると宣言した。
息子は泣いていた。
あの息子が泣いていた。
やっと響いたのだろうか？
響いて欲しい。
これから、また
とても長い長いトンネルに入っていく
光が見える頃、私はどうなってるんだろうか？
１日１日が今、すごく早いスピードで
動いている。
内容にも受け止めて行くのに
全てが頭へ入らない状態で
増して気持ちも、自分が自分じゃ
ないような、理解のあるいい母親を
演じている。
息子のお付き合いしている子に
昨日、会った。
従来であれば、とっても良い子で
家庭環境もご両親が離婚されてて
母親に育てられ、その母親も
３年前に癌で亡くしている。
今は一人でたくましく生活している。
そんな子を、息子のことで
巻き込んでしまい、まして
どうして、この子は男の子なんだろう。
私は良い母親を演じているのか？
その子に、息子が二人できたと
言った反面、心の中では
この現実に受け止める事を
否定したいかのように
どうして私は、普通の境遇に
あたいしないのだろうか？と
叫びたくなる。
この気持ちのバランスを
どんな風に整理して行ったら
良いのだろうか？
娘はシングルマザー。
息子は同性愛者。
両親は介護が必要。
主人は感情不足。
何故か疲れた。
とっても疲れた。
