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友罪

2018-06-06 20:42:01 | 日記
仕事帰りに1人で映画に行った。
滅多に、1人で行く事がないんだけど
どうしても観たかった。
帰りは、とても複雑な気持ちで
気が重たい気分になって
しまった。
「友罪」
20何年も前になるかな、
神戸で14歳の少年が、幼い子供を
殺害した事件があった。
それをモチーフにしているのかは
分からないけど、当時14歳だった少年が
医療少年院で更生し社会に出てからの
ストーリーとなっている。
私の目線は、どうしても親目線になる。
被害者の親、加害者の親。
誰しも自分の子供には
どちらもあって欲しくないと願うが
今回は加害者目線で考えると
どんな罪を犯しても、国が更生へと認めたので
あれば、生きる必要があるのだと思う。
ただ、加害者の家族はその日を境に
笑う事も許されないし
家族みんなが息を潜めて暮らし
全てが過去の事件となっても
生涯、消える事のない十字架を
背負うことになる。
何より被害者家族を思うと
それは、同じことなんだと思う。
もし、私の大切な孫が
被害にあったとしたら?
考えたくもないくらい、
私から笑顔は消えて、想像できない程の
絶望と生きる意味さえ忘れて
しまうかも知れない。
ただ、思ったのが
加害者も更生し本心で悪い事をしたと
深く反省したのであれば
生きるチャンスがあるのかも知れない。

そうー思えるのは、被害者立場に
立っていないから言えるんだと
思うと、落ち込みながら電車の中で
ボーーーっとしてしまう。