ようちゃん@ちばらき

ちばらきは千葉県と茨城県の県境地域。利根川と地平線の向こうに見える筑波山が郷愁を誘う今日この頃。

BRASSERIE LE VERT(ブラッセリー ル・ヴェール)

2008年06月09日 | ちばらきボーノ
ある雑誌のコラムを読んで・・・  参議院議員 富岡由紀夫

金利の爆弾

日本の財政赤字は今後、とんでもないことになりそうです。
2008年度の国と地方を合せた長期債務残高は778兆円になると見込まれております。
その利払い・償還財源は、主として税金で賄われます。
この778兆円の債務の返済が問題となります。

2008年度一般会計予算83.1兆円のうち20.2兆円(24.3%)が過去の借金返済に
回っているのです。これはガソリン税2.6兆円なんて問題にならないほどの金額。
大増税で国の歳入を増やし、プライマリーバランスをゼロにしても、政府債務には
問題が残ります。それが、国債の利払い費です。
国債の利払い費は、国債の残高または金利が上昇した場合にその額が膨らむのです。
ゼロ金利時代が長く続き、市場金利は低い水準でいますが、加重平均金利が
3%、5%、7%になる状況も十分考えられます。
2008年度末の国債残高は553.3兆円。利払い費は9.3兆円です。
金利が3%になった場合、初年度利払い費は16.6兆円(+7.3兆円)にもなります。
最悪7%で考えると、初年度利払い費は38.7兆円(+29.4兆円)にも増加して
しまいます。これは現在の予算でシュミレーションすれば、社会保障費、
公共事業費をすべて犠牲にして、なんとか予算が組める状況になります。

現実問題として、金利上昇により利払い費が増加すると、国債費の負担が増大、
歳入に対する公債依存度は高まり、新規債の発行を増やさなければならないのです。
国債残高、借り換え債も増えます。

金利上昇により財政収支が悪化し、国債発行額が増えると、金利圧力が生じ、
利払い費のいっそうの増加につながり、財政収支がさらに悪化、
財政破綻スパイラルが避けられなくなります。金利上昇はさらに企業業績の
マイナス要因となり、法人税、所得税が減少し、財政収支の悪化が加速します。

国債を大量に発行しようにも、引き受け手がいなくなると、
社会が大混乱に陥ります。通貨不安から大幅なインフレが生じ貨幣価値が下がり、
個人資産も減少する。国債価格が下落したら、所有していた銀行は破綻し、
預金の支払いが不能になり取り付け騒ぎがおきます。
円と国債は紙切れ同然になってしまいます。
社会保障費の増大よりも、金利上昇による国債費の増大のほうが
もっと深刻な問題であるのです。
どうしてニュースにならないんでしょうか?


坂東市にあるフランス料理店
ブラッセリー ル・ヴェール
■住所:茨城県坂東市岩井4470 0297-36-0109
■営業:?

夜メニューのディナーコース1,890円
地元で採れたそら豆とじゃがいもの冷製スープ。
今日は蒸し暑かったので、なおおいしかった。
真鯛のポワレ、ラタトゥイユ風のソースに載っています。
坂東市の街中にこんなおしゃれなお店があったなんて知らなかったぁ。