甥っ子に
バターご飯を教えたら、ずっと真似して食べているそうです。
バターご飯は、熱々のご飯にバターとしょう油を混ぜいれていただきます。
じゃこ、かつをぶし、明太子などをプラスすると更に美味しいです。
私が心配なのはバターじゃなくて
マーガリンを使っている事なのです。
マーガリンは人工バターです。もともとバターが高価だったため
代替として綿実油から開発されました。
自然界に存在する油脂には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。
その中でも不飽和脂肪酸は常温では液状ですが、マーガリンはこれに
水素添加(還元化)
することで
融点が上がり
、常温では溶けない固形の油脂になります。
自然界に存在する油脂は
シス型脂肪酸に分類され、バターやコーン油など
が含まれます。
一方、マーガリンやショートニングは異性体である
トランス型脂肪酸で、
自然界に存在しないため体内での処理がうまく出来ず、様々な障害を引き起こします。
デンマークでは2003年から食品の油脂中のトランス脂肪酸の含有率を2%まで
とするよう規制されています(罰則規定あり)。
また、アメリカ合衆国食品医薬品局やカナダでは、2006年1月から
トランス脂肪酸の使用表示義務を施行しています。
不飽和脂肪酸は体内に取り込まれるとプロスタグランディンという物質に
転換され、アレルギー反応や,血圧、凝血、コレステロール値、
ホルモン活動、免疫機能、炎症反応などに関係した作用に使われます。
また、細胞膜にも取り込まれ細胞を支持します。
マーガリンやショートニングは自然界に存在しないトランス型の不飽和脂肪酸
なので、体内に取り込まれてもこのような作用に障害を与えてしまいます。
例えば、マーガリンは飽和脂肪酸のバターよりもコレステロール上げないと
言われておりますが、トランス型脂肪酸を多く含んでいると
LDL(悪玉コレステロール)を上昇
させ、HDL(善玉コレステロール)を
低下
させてしまいます。
日本ではあまり問題視していないようで、
JAS規格では
トランス型脂肪酸含有率などについては触れていません。
学校給食にマーガリンは使われているんですかね?
マーガリンを小さい頃から食べていたし、怖い話です。
まだ5歳の甥っ子にはマーガリンは食べさせたくないですね。
バターご飯は牛乳からできたバターがいいんですよ。