昨日のブログで『生き物の記録』にチラッと触れましたが。
今日はその映画の主人公を演じる三船敏郎の事にチラッと触れようと思いました。
とは言っても映画マニアから聞いた話しです。
『生き物の記録』では老人の役をやった三船敏郎ですが、その前の作品でやった役が『七人の侍』の菊千代だそうですよ。
猿のように暴れまくってた菊千代と、水爆に怯える老人が同じ役者とは思えない。
役の幅が広いですよね。
その話しを聞いて、僕も幅の広いアニメーターになりたいと思いましたねえ。
たとえば『バカボン』から『北斗の拳』まで描けるとかね。
でもなかなかそういう機会もなくて、同じような仕事ばかり回ってくる。
仕事を回す側は、アニメーターの得意なところで頑張ってもらいたいと思うだろうし、アニメーターもそれはありがたい事ではあるのでね。
もちろん時間の制約もある。
でも時間があればチャレンジしてみたいキャラが、アニメーターにはあるんじゃないかと思うんですよ。
そういう意味では、演出家やプロデューサーとの出会いは大きい。
世の中には始めからなんでも描けちゃうアニメーターっていうのもいるにはいるんですよ。
三船敏郎に話しを戻しますが。
三船敏郎という役者は、不思議とそういう役者さんでもないような気がするんですよね。
そこのところはどう説明したらいいのか分かりませんが。
だってもう、いろんな役をこなしてますからね。
黒澤明監督も大変だったと思いますが、面白かったでしょうねえ。
次はヤクザの役をやらせてみたい、その次は医者の役をやらせてみたい。
僕のブログも、もうそろそろ新型コロナの次に行くべきか。
自分の中の監督は何を思う。