覆面評論家 改

サッカー、格闘技などスポーツ全般を綴ります。
日本の弥栄を祈念

一芸に秀でるもの者が素晴らしい!負けて悟れ、現役東大生ボクサー石田しおり

2013-03-03 15:22:26 | 格闘技
東大女子ボクサー、KO負け/ボクシング

日刊スポーツ 3月3日(日)12時53分配信

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<プロボクシング女子スーパーフライ級4回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール

 現役東大生ボクサーがプロデビューも、1回TKO負けを喫した。

 農学部4年の石田しおり(23=アルファ)が、1戦1敗の大石久美(33=ワタナベ)と対戦。経験の差は大きく左ストレートをもらい続け、1分48秒にレフェリーストップ。試合前は笑みも試合後は涙が止まらなかった。

 「休憩のゴングだと思ったのでびっくり。何もできずに終わって、後悔ばかり。プロのリングで一生の記念にはなります」。4月からは商社に入社する。高2でダイエットのために始め、昨年10月から本格的にプロを目指し、1月のテストに合格したばかり。「仕事で親孝行するのが最優先。今後は分かりませんが、もっと練習はしたい」と悔しそうに話した。
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現役東大生ボクサーの肩書きで、実力よりも話題が先行していたが、実力どおり負けてしまった。

この負けは石田しおりに、幸いであると考える。

東大農学部に在学していたということは、彼女に国の税金がつぎ込まれていたのである。ボクシングにエネルギーと時間を費やす暇があったら、勉強してきたことを、世の中に還元してください、と言いたい。

趣味でやるボクシングなら大いに結構。血の循環をよくして、頭の働きもよくなり、ストレス解消も解消して益がある。

小学生の時から頭が良く、東大に余裕で合格したららしいが、世の中を甘くみないほうがいい。どんなに頭がよくても、自分の知っている事実は、全体のほんのわずかかもしれない。

石田しおりよりも、生まれつきIQ(大人の偏差数値200以上)が高く、理解力・記憶力も優れ、滝のごとくアイディア・企画・発明が湧き出る人間がいる。しかし学校にも行けず、仕事も頭を使う仕事につけず苦労している。

ひょっとしたら、石田しおりは不相応に東大に入ったかもしれないのである。後ろ指さされないためにも、東大にふさわしく知的労働で、実績をあげるべきだ。


高阪剛がDREAMの青木真也・川尻達也・石田光洋を解体する?

2008-03-10 11:03:00 | 格闘技
高阪剛が総合格闘技の技術などを指導しているTK式格闘学会で、DREAMに参戦する青木真也・川尻達也・石田光洋等の、格闘テクニックを題材にしての指導が行われたようだ。

高阪剛の格闘理論は評価を受けている。もっとも素晴らしいのは、基礎を重要視していることである。「新しい技術が生まれても、基本の技術を知ってさえいれば理解することができる。」と高阪剛は語る。

格闘技に限らず、一流のスポーツ選手は、基本をしっかりと習得している。初心者レベルでは基礎練習なしに急激に成長し、周りを驚かせる天才も存在するが、ある段階で停滞するケースがほとんどである。そしてスランプに陥り、興味もなくなり止めてしまうのである。

柔道の事例を一つ。ある知人男性は子供時代に本を読んだだけで、素人相手ならば投げ技を使うことができた。体落し・払い腰・大外刈り等を自在にこなした。その後正式に柔道を習う機会があった。使える技を何回も、足捌き・体捌きの練習をさせられ、苦痛だったという。しかし彼は試合をする段階で、基本練習の効果を理解できたと言う。

あえて狙っていない投げ技が、勝手に繰り出されたという。柔道の初心者が習う「ひざ車」という足技が、簡単に使いこなせるようになったらしい。その技以外にも基本を徹底させた技は、頭を使うことなく簡単に使えるようになった。

一流の指導者ほど基本にやかましい。沖縄空手の高名な古の達人たちは、一つの技を習得するまで次の技を教えることはなかった。基本となる技術が、より高度な技術を習得するための土台となっているからだ。そのことを理解していない初心者は、派手なことばかりに目がいき、高度な技の真似ばかりする。結局何も得ることができずに、中途でやめてしまう。

突出した才能に恵まれなくても、愚直なまでに努力し、大成したスポーツ選手も多い。成長段階で飲み込みが悪く、他に抜き出た才能に恵まれていなくても、人並みはずれた努力で成功も可能となるケースがある。その場合も基本練習を愚直に繰り返し、成功の基礎づくりをしている。

どの程度の基本練習をどれだけの量をこなせばいいのかは、不明である。しかし不可欠のものであることは事実である。そういう意味でも、高阪剛のTK式格闘学会の存在は、プロ格闘家を目指すものにも、格闘技観戦が趣味の人にとっても非常に有益と思う。



アントニオ猪木が仏様に!安田忠夫と亀田史郎を救う!

2007-12-01 09:01:53 | 格闘技
IGFを率いるアントニオ猪木が、亀田兄弟の父史郎に安田忠夫のコーチ就任を依頼した。安田忠夫は自殺騒ぎから順調に体調が回復しつつあり、12月20日の有明コロシアム大会で復帰予定である。復帰戦の候補は3人全員が打撃系のため、アントニオ猪木は「防御の技術を教えてもらいたい」と語る。

世間から叩かれまくった亀田史郎を、コーチに要請するには度胸がいるものだ。場合によっては試合当日のセコンドにもつくと言う。常人と違いアントニオ猪木は器が大きいのだろう。亀田史郎の是非は別にして、困っている人に手を差し伸べる仏心があるからこそ、名だたる新日本プロレス出身の格闘家やファンに慕われている。

肝心の安田忠夫の復帰戦の対戦相手が、打撃系選手であるのは戦いやすいかもしれない。打撃系の選手にとって、急速接近されるとパンチとキックも当てにくい。元小結の安田忠夫が、すり足で突っ張りと押しで前にでるだけで相当な圧力になる。

難しいのはロープ際だ。ロープに相手の身体を全力で押しつけるのは危険だ。ロープの反発力を利用されて、もつれて倒れこむのは危険である。はずみで上に簡単に乗られてしまう可能性があるからだ。安田忠夫は過去にこのパターンで負けている。ロープを利用するならば無理に押し付けず、瞬発力でもってロープを利用するべきである。

アントニオ猪木の指示する作戦は伺いしれないが、全盛期の安田忠夫の突進力をもってすれば、打撃系選手攻略は不可能ではない。



亀田興毅ではなくポンサクレックを攻略? 内藤大助

2007-07-21 08:01:32 | 格闘技
ポンサクレックから勝利を挙げたWBC世界フライ級王者内藤大助(宮田)が、WBC同級3位亀田興毅(協栄)を初防衛戦の相手に指名した。

亀田史郎トレーナーに「6回戦以下のレベル」とバカにされた屈辱を晴らすチャンスが到来したが、内藤大助には厳しい現実が待ち受ける。

ポンサクレック戦の契約条件により、内藤大助は120日以内にタイで同級1位ポノムルンレック(タイ)と初防衛戦、勝ってもポンサクレックとの再戦か敵陣営のタイ人世界ランカーとのV2防衛戦が義務づけられている。

ポンサクレック陣営は戦略家である。内藤大助に負けても、王座返り咲きがしやすいように手をうった。タイ国外にベルトがあるよりも、同じタイ人が王座にいるほうが組みしやすい。タイ国内でタイトルマッチができ、マッチメイクが容易である。そして手の内を知り尽くすタイ人相手なら戦いやすい。

従ってポンサクレック陣営だけでなく、タイボクシング界にとって、王座をタイにとどめておくことは至上問題になる。その結果内藤大助は不利な契約条件を飲むことになってしまった。

内藤大助(宮田ジム)はポンサクレック陣営との交渉に入るが難航は必至だ。当然ごねるだろう。内藤大助始め坂田健史、亀田興毅・大毅の日本人で王座をまわされたら、タイにベルトを戻すことが難しくなるからだ。

最初にポンサクレック陣営は、興行権の買取金額を吊り上げてくる。初防衛戦に亀田興毅の名前が出ればなおさらだ。亀田興毅戦ならば儲けがでることを知っている。

焦点はポンサクレックが最短で王座返り咲きを狙い興行権の譲渡を拒否するか、一時に大金を獲得し気長に王座返り咲きを狙うかに絞られそうだ。



亀田興毅VS坂田健史? 亀田史郎VS金平桂一郎!

2007-06-09 08:18:04 | 格闘技
協栄ジムの金平桂一郎会長が、同ジム同士のWBA世界フライ級王者の坂田健史と、同級1位亀田興毅による同門対決にゴーサインを出した、と報じられた。

坂田健史が暫定王者ロベルト・バスケス(パナマ)との王座統一戦(7月1日、東京・有明コロシアム)に勝つことが条件となる。

金平桂一郎会長と坂田健史は乗り気である。しかし亀田史郎トレーナーは同門対決を否定し、ターゲットをポンサクレック1本に絞っている。

亀田史郎トレーナーにしてみれば、坂田健史との対戦は絶対にありえない。メイクマッチで散々叩かれているのに、疑惑をもたれかねない同門対決などするわけがない。

仮に勝てば「大金でチャンピオンの地位を買った。」と言われるし、負ければ「今までの全ての試合が八百長だ。」と言われてしまう。どう転んでも得はしないので、坂田健史がジムを移籍しないかぎり実現はしないだろう。

金平桂一郎会長は同門対決について「ファンが一番、見たいカードを切り捨てるのはどうか?」と発言している。恐らくはファンへのリップサービスと、坂田健史の王座統一戦を盛り上げるための仕掛けである可能性が高い。金平桂一郎会長が本気で検討しているのなら、非常に問題である。



亀田和毅に誰が挑戦! 亀田興毅・大毅の特典あり! 

2007-05-19 11:20:43 | 格闘技
プロボクシング「亀田3兄弟」の父・史郎氏が、亀田家初の日本人対決の“解禁”を宣言し、三男・亀田和毅の相手を公募始めた。

対戦資格として世界ランカー以上でスーパーフライ級(52・1キロ以下)以下が条件と厳しい。史郎氏も「お客さんの前で亀田に恥かかせたいんやったらきたらええ。」と自信満々である。亀田和毅も「オレは強いで。かかってこいや!」と強気だ。

亀田和毅を倒せば、次兄の大毅や興毅との対戦にも応じる構えを見せている。挑戦者は名をあげるチャンスである。しかしボクサー本人に挑戦の気持ちがあっても、所属ジムの意向で実現が難しいかもしれない。

亀田興毅・大毅をも狙えるとあれば美味しい話ではあるが、亀田和毅をすっきりと倒せなかったことを考えれば躊躇するだろう。そしてヘッドギア付きのスパーリングとはいえプロが観衆の前で戦うのである。ギャラ等の条件でも難しいかもしれない。

15歳の亀田和毅は、プロデビューできる17歳まで待っていられないというのが本音だろう。絶好調でしかも自信もある。高いレベルのスパーリングで力を蓄え、プロデビューと同時に兄亀田興毅を上回るスピードで、世界チャンピオンに駆け上がろうとの野心がみてとれる。

日本人挑戦者と亀田和毅の、ガチンコスパーリングが実現すれば露見する事実も多い。勇気ある挑戦者の登場を望む。



世界チャンピオン復帰戦がしたい! 辰吉丈一郎

2007-02-11 13:14:18 | 格闘技
元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(大阪帝拳)が、5月にボクサーの定年の37歳を迎える。

周囲には引退を勧告されても、世界チャンピオン復帰を狙っている。試合の見通しが立たない厳しい状況にも関わらず、凄まじい気迫だ。

「10年以上食事制限してる。1日1食。3食も食べたら太るだけや。体の状態によって、食べるものを変えてる」と辰吉丈一郎は語る。

1日1食という点が重要だ。子供の学力低下を「朝食抜き」が原因とする医学研究者が聞いたら怒るだろう。変人で天才発明家の中松義郎氏も1日1食主義だ。

中松義郎氏は世間では完全に変人扱いされているが、天才科学者としての業績もある。主張には根拠があってのことだ。中松義郎氏が「1日1食」にこだわるのは、頭を良くし発明のアイディアを得るためだ。

1日1食がより頭の働きがよくなるらしい。詳しい内容は中松義郎氏の書籍を参考にしてもらうしかない。(リンクの頭脳改造計画で紹介する予定)

そして健康にも効果があると、中松義郎氏は主張している。これが事実なら辰吉丈一郎にも効果がでているかもしれない。

頭の働きが良くなれば神経の働きも鋭くなる。出先機関の視神経にも影響がある。実年齢より神経系の働きは若いかもしれない。

辰吉丈一郎の筋肉の張り具合は、衰えたと感じさせられる。しかし中身が若ければそれなりの戦いが期待できる。辰吉丈一郎のチャンピオン復帰への執念は、単なる強がりではなく実感としてまだ現役でできる自覚が大いにあるのだろう。



叩かれて一皮むけたのか? 亀田興毅

2006-11-05 09:29:21 | 格闘技
亀田3兄弟の長男亀田興毅が、久しぶりにスパーリングを公開した。12月20日のWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ(有明コロシアム)へ向け、調整が進んでいる。

従来の高いガードのままプレッシャーをかける亀田一家のスタイルから、フットワークを使って右ジャブを繰り出すボクサースタイルに変身した。

元ボクシング世界チャンピオンの鬼塚、竹原慎二、畑山正則等から、ジャブを使わないことを、テレビ中継の解説で度々指摘されていた。

ジャブは攻防両用の武器である。亀田興毅が得意なボディ攻撃を成功させるためにも必要となる。そして体を激しく振るアウトボクサーを1発の強打で沈めることは難しい。ジャブで動きを止めることができる。

ジャブは守りにも役立つ。突進する敵に連打すれば、出鼻をくじく事ができる。先のフアン・ランダエタ(ベネズエラ)戦で、強引に突っ込む亀田興毅は、ジャブを際限なくねじり込まれた。フアン・ランダエタのジャブが亀田興毅のスタミナと闘志を奪っていった。

フアン・ランダエタ戦で亀田興毅は十分な学習ができたのだ。テクニックを使った駆け引きが必要なことをだ。フアン・ランダエタとの再戦でいきなり全開させるのは無理があるが、ジャブは必ず役にたつ。フアン・ランダエタに一方的にジャブを浴びることだけはなくなるだろう。

人生は改めるには遅すぎることはない。一歩一歩前進することだ。




長谷川穂積VS「PRIDE」  悩む徳山昌守

2006-11-04 08:38:40 | 格闘技
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守(金沢)の、大みそかのPRIDE参戦が検討されていることが明らかになった。日本ボクシングコミッション(JBC)は徳山昌守サイドへ事情聴取を行う予定である。最悪の場合はタイトルはく奪となる可能性もありえるようだ。

一方でWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(千里馬神戸)との世界戦のプランもあり、去就に悩む徳山昌守の動きが慌しくなってきた。

ボクサーが総合格闘技に移籍することについては、西日本ボクシング協会が追放処分にすることを既に決定している。過去の例では引退した日本チャンピオン級のボクサーがほとんどだった。しかし今回は現役世界チャンピオンの徳山昌守である。格闘界を揺るがす一大事である。

格闘ファンとしては現役世界チャンピオンが、総合格闘技で暴れる姿を観たい。世界最強の総合格闘技を目指すPRIDEも、徳山昌守はヨダレがでる存在だ。ライト級王者の五味隆典を対戦相手とし虎視眈々と狙っている。徳山昌守を手に入れれば、あらゆる分野の世界最強の格闘家が集まっていることの証明になるからだ。

徳山昌守は長年に渡るボクシングの激闘により、燃え尽き症候群のような状態だ。モチベーションをなくし引退まで示唆した。金沢会長の説得で引退は回避したものの、やる気を全盛時の頃のように熱くさせられないのだろう。

原因は肉体的な限界というよりも、精神的な慢性疲労だ。長谷川穂積を相手にし最高のコンディションで戦えるのなら、PRIDE参戦はやめボクシング界にとどまるべきである。しかし中途半端な気持ちで長谷川穂積と対戦すれば後悔する試合内容になる。場合によっては綺麗に引退することも必要だ。

ボクシングで潔く引き際をきめられれば、徳山昌守の今後にも好影響だ。引き際を誤ってPRIDEに参戦するか、気持ち良くするかで全く違ったものになってしまう。



亀田興毅にこだわるガッツ石松

2006-09-17 20:30:47 | 格闘技
パシフィコ横浜で18日に行われる世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級暫定王座決定戦でテレビ解説するガッツ石松氏が、ラウンドごとに自身の採点を発表して視聴者に伝えることになった。

亀田興毅とファン・ランダエタ(ベネズエラ)についてガッツ石松氏が「亀田興毅が7ポイント負けていた」などと発言し話題になっていた。自分の発言を正当であることを証明するための行動に出たのだろう。

このこと自体は視聴者にためには便利である。ジャッジとポイントがぶれないことを祈りたい。ガッツ石松氏の信用に係わる問題でもある。点数に開きがあればガッツ石松氏かジャッジのどちらかの目が節穴と言うことになりかねない。リスクのある挑戦といえる。

ガッツ石松氏の採点が正しい事を証明するためには、ラウンドごとの細かい分析が必要である。そして視聴者とボクシング関係者を納得させるわかりやすい説明が必要だ。

試合の中継の中では全てを語りつくすことは無理だろう。後日テレビに呼ばれた時に、1Rごとの攻防について説明できると説得力がある。

このパンチはヒットしたのか?効いたのか?手数はどうなのか?有効打はあったのか?ガッツ石松氏がポイント決めた根拠を解説してくれるとありがたい。誰にでもわかるように指導してもらえると、新たなボクシングファンの開拓にも成功するかもしれない。

ガッツ石松氏の本音は亀田興毅とファン・ランダエタの再戦の解説者だ。川嶋勝重(大橋)VSクリスチャン・ミハレスのスーパーフライ級暫定王座決定戦で、万人の支持を受ける解説をできればボクシング界に大いに益となる。ガッツ石松氏が公平であることは、亀田興毅も望むところであろう。

しかし一番問題ないのはKO決着である。ガッツ石松氏の手を煩わせることなく、亀田興毅と川嶋勝重は圧倒的強さでKO勝利しなければならない。