覆面評論家 改

サッカー、格闘技などスポーツ全般を綴ります。
日本の弥栄を祈念

勝っても課題山積み 吉田秀彦

2005-08-31 20:46:54 | 格闘技
吉田がケンカ屋アボットに見事一本勝ちした。ヘビー級への挑戦だったが、第一関門だけは突破したと言える。アボットが体重で吉田を20キロも上まわるが、スピードとパンチ力で吉田が勝っていた。体重が重たいだけの相手に、寝技で下になる場面が多く苦戦したが、ガードポジションにおける守りは見事だ。

ホイス・グレイシーばりの捌きを見せてくれた。胴着を上手に利用して、アボットのパンチを封じつつ関節技を狙っていた。この点については合格だが、簡単に押し倒されて寝技に持ち込まれた事は問題だ。

上に乗った相手が、ヒョードル、ミルコ、ノゲイラだったらどうなっただろうか?アボットはこの3人に比較して、パワー・パンチ力・寝技全てに比べ物にならないほど劣っている。第一関門突破の意味は、「ヘビー級のランクの低い相手なら勝てる」ということだ。

ミドル級の吉田は、バンダレイ・シウバと互角の実力があった。もう少しで頂点に届く位置にいたが、突如のヘビー級転向である。ヘビー級でもチャンピオンを目指して欲しい。その為には打撃力向上は欠かせない。アボットに打撃で圧倒したが、威力、スピード、正確性でヒョードル、ミルコ、ノゲイラに通用しないだろう。

これからも打撃を徹底的に鍛える必要はあるが、打ち合って勝つことより、打ち負けないことを考えたほうがいい。吉田の得意な寝技に持ち込むためには、接近する必要がある。その時打撃での衝突が発生するので、打ち合いに負けないことが必要だ。吉田は確実に上達している。山積みの課題も吉田なら努力で克服できる。次の試合も進化した吉田の姿が楽しみだ。


イタリア移籍断念は正解 宮本恒靖

2005-08-28 11:59:40 | サッカー日本代表
宮本恒靖がトレビゾ移籍を断念した。宮本恒靖の目標はあくまでワールドカップだ。今海外に移籍して活躍したとしても日本代表が確定するわけではない。

若手の台頭で危機感を持っただろうが、宮本恒靖のリーダーとしての資質とクレーバーなプレーは捨てがたい。恐らく若手の驚異的な成長がなければ代表は当確だ。

不安定な要素をもつ海外で失敗するより、国内で技術を磨くほうが得策だ。Jリーグにも攻撃力のある選手は多いので、十分に宮本恒靖のためには練習になるだろう。国外へはワールドカップ以後行けばいい。良い条件で行けるだろう。


高原直泰はJリーグに戻れ

2005-08-28 11:44:56 | サッカー
高原直泰はハンブルガーで将来はあるのか?レギュラーを獲得できなければ、日本代表も危ないだろう。ブンデスリーグは一流だが、そのレギュラーなってようやくワールドカップで通用する程度だろう。

最近の実績では、海外組国内組で4人の枠には全く入っていない。ホンジュラス戦に招集されたが、これが最後のチャンスだと思ったほうがいい。2得点くらいしないと今後可能性はないだろう。今の高原直泰ではハンブルガーのレギュラーは難しいだろう。

欧州のクラブでは何処へ移籍してもだめだ。ホンジュラス戦で活躍できない場合、クラブの活躍でアピールできないので、高原直泰はもっと危機感を持つべきだ。本来の調子を取り戻すため、日本代表に復帰するため、日本にもどるのはどうか?Jリーグならレギュラーを獲得し、ゴールを量産できるだろう。ここで失敗したら、日本代表もだけでなく、サッカー人生が沈んだままになるだろう。才能を埋もれさせるのはもったいない。


ストラカン監督に恩返しを 中村俊輔

2005-08-27 20:26:42 | 中村俊輔
セルティックのストラカン監督が、独占インタビューで中村俊輔を絶賛した。ストラカンは中村俊輔をべた誉めだ。中村俊輔の才能を監督の視点からみて、優勝の確信を得たに違いない。

ストラカン監督は「イタリア、スペインでも見つけるのは難しい」と中村俊輔の才能を独創的で比類なきものと認めている。ここまで持ち上げられては、中村俊輔も木の上に登らざるを得ないだろう。

セルティックも苦しい台所事情に関わらず中村俊輔を獲得した。商売上の打算もあったとはいえ、大きな賭けでもある。試合を視察すれば中村俊輔の才能に疑う余地はないが、チームとの折り合いの兼ね合いで活躍できるとは限らない。しかし3試合経過して不安も全くなくなった。後はリーグ優勝をプレゼントし、ワールドカップで優勝争いをして、スペインを目指そう。

中村俊輔は大天才だが、完全に開花していない発展途上の大天才である。今のままでも十分に世界トップレベルだが、もっと完璧を目指して欲しい。

世界での知名度と人気はまだ低い。ワールドカップで優勝争いに加わり、中村俊輔自身が得点とアシストの山を築けば、レアルマドリードも触手を伸ばすだろう。

中村俊輔は前回のワールドカップでは、才能を嫉むトルシエに嫌がらせ?で代表をはずされた。その時の経験と、セルティックでのプレーは役に立つだろう。30歳を過ぎても能力向上を公言する中村俊輔だ。誰もが到達したことがない境地をファンに披露して欲しい。



どうした?高原直泰!

2005-08-26 12:09:53 | サッカー
ハンブルガーの高原直泰の元気がない。重要な試合の先発からははずされ、FWの中で4番手の扱いだ。格下の3部チームとの対戦で1得点を記録したが、Jリーグよりレベルの低いチーム相手では、全くアピールにならない。

決定力不足の日本代表の切り札と思っていたが、現状ではワールドカップに出て欲しくない。ブンデスリーガーでレギュラーを獲得することができず、たまにでても全く得点できない。

鋭い動きでアピールしたかどうかは、どうでもいい事だ。本気で一所懸命すれば日本代表クラスは、鋭い動きなら誰でもできる。ワールドカップに行きたいなら、反則してでも点を決める根性が必要だ。マラドーナでも、手でゴールを何回も決めている。演技力も必要だ。ペナルティーエリア内でボールを持った場合、ゴールを決められない時と、決められなかった時は、相手に接触して大げさに倒れてPKを狙うことも必要だ。

先日の日本代表のイラン戦で、イランのダエイが大げさに倒れてPKを勝ち取り、自らPKを決めた。そのPKは中澤の反則によるものだが、中澤の接触は転倒させられる程強くはなかったし、ダエイの倒れる方向が不自然だった。明らかにダエイの反則技が決まったのだ。根性だけは高原にも見習って欲しい。


アボットをKOでヘビー級合格 吉田秀彦

2005-08-26 11:37:50 | 格闘技
PRIDEでのアボット戦に備えて打撃を鍛えた吉田秀彦。シュートボクセ出身のコーチに指導を受けたようだが、成果がどうだろうか。ヘビー級に本格的に参戦して、ヒョードル、ミルコクロコップと対等に戦いたいなら、打撃力は必要だ。

どの程度必要だろうか?吉田秀彦のファイトスタイルを考えた場合、柔道出身の吉田秀彦の武器は寝技だ。寝技に持ち込むのに、相手に組ついて倒さなければならない。

ヘビー級のトップファイター、ヒョードル、ミルコクロコップ、ノゲイラ達は打撃技が卓越している。K-1出身のミルコクロコップは当然だが、寝技が得意のヒョードル、ノゲイラも打撃だけでもKOできる力がある。

その相手に組みつくには打撃で互角に打ち合えないと難しい。体さばきだけで、打撃をかわすことはできないだろう。ある程度打ち合って、スキを狙って懐に飛びこむしかないだろう。

小川直也がヒョードルに秒殺された試合は、打撃において決着がついた。最後は関節技で極められたが、ヒョードルにパンチを2~3発もらっただけで、小川直也は意識が飛んでしまったのだ。

彼らと戦うには如何に打撃が重要かが理解できるだろう。寝技にしても吉田秀彦は苦しい。自分よりパワーのある相手に技を極めれるだろうか?バンダレイシウバ相手にパワーで弾き返される吉田秀彦だ。自分のウエイトを上げたとはいえ、バンダレイシウバを上回るパワーファイターにどうするのだろうか?吉田秀彦の答えをリングで観たいものだ。


世界のトップを目指せ 中村俊輔

2005-08-25 12:12:34 | 中村俊輔
セルティクの中盤とFW陣が崩壊寸前だ。ケガと移籍と出場停止で主要メンバー欠けてしまう。中村俊輔はこれをチャンスにして欲しい。

有力選手が抜けては、ボールが回ってこないだろう。自分でボールをDFラインでもらって、ドリブルで攻めあがる必要もあるだろう。

従来のセルティックの攻撃パターンで、いきなり縦パスでも中村俊輔なら絶妙のアシストはできるだろうが、全てそれでは芸がない。ドリブルでの見せ場も作って欲しい。中村俊輔ならできるはずだ。

中村俊輔は30歳を過ぎても実力をアップさせると明言している。ワールドカップ、スペインの将来を考えるならドリブルは必要だ

。ドリブルで必要なのは技術だけではない。視界にある相手だけでなく、背中の敵と味方の動きを察知できなくてはならない。実際のところジーコ監督はそれができたはずだ。ジーコ監督が中村俊輔に入れ込むのも同じ臭いがするからだ。

通常練習後のシュートとFKの練習はもちろん必要である。さながら忍者のような能力も身につけて、一人で試合をどうにかできる力をつけて欲しい。この試練を乗り越え、ワールドカップで活躍すれば、レアルマドリードも夢ではない。レアルマドリードに入るには中村俊輔の実力で大丈夫だが、欠けているのは世界的人気だ。商売にならなければレアルマドリードは取らない。中村俊輔の中に眠ったもっと凄い力を観たいものだ。


神の子は総合で世界一に! 山本KID徳郁

2005-08-25 11:23:44 | 格闘技
日本レスリング協会が、山本キッドにリング復帰を求めている。アマチュアレスリング人気アップの為らしいが、山本キッドはよそ見するべきではない。総合格闘技を戦うためのベスト体重を変更するなく、エキビジョン試合をするだけならいいだろう。

アマレスをするために体重を5キロも減量していたのでは、本職の総合格闘技に影響がでる。それに万が一アマレスで不覚をとった場合、心のわだかまりが抜けなくなるだろう。

まず山本キッドがするべき事は、総合格闘技で完全なる世界チャンピオンになることだ。運も何も入り込む余地がないくらいの圧倒的な強さで、全員にKO決着をつけなければならない。

同じクラスでは誰も怖がって相手をしてくれない位に、外国勢を全員病院送りにする覚悟が必要だ。鬼になって暴れまくれ!勝負に何の躊躇も必要ない。そのレベルになれば、K-1でもアマレスでもチャンピオンになれるぞ。迷いは禁物!


世界に実力をアピールだ! 小笠原満男

2005-08-25 10:40:39 | サッカー日本代表
新潟戦で実力を証明した小笠原満男。今夏での移籍は流れたが、レッチェは1月移籍を目標とするらしい。鹿島に遠慮して時期を遅らせても、小笠原が欲しいのだ。小笠原の実力の証明でもある。こうなった以上は、悔しさを試合にぶつけるしかない。優勝に貢献して、鹿島とファンに快く送り出してもらえるよう、がんばるしかない。天才の小笠原にはできるはずだ。小笠原の潜在能力は日本のトップクラスである。これから十分伸びる余地がある。全てが開花したわけではない。FK、パスの精度も上げて欲しい。練習すれば成果はでるだろう。今現在でも攻撃・守備で世界で通用するレベルだが、あえて苦言を呈するとすれば、ドリブル突破とボールキープ力、守備ではスピードの速いドリブルの潰しだ。最近の小笠原の代表でのプレーでドリブルを潰されることが多かった。北朝鮮、イラン相手で潰されていては、セリエAやワールドカップでプレーが心配だ。Jリーグで2~3人簡単に抜ける突破力が必要だ。小笠原は天才だから、練習すれば今年中に克服できるはずだ。守備でのドリブル潰しは、チーム全体の守備の比重よりも、個人での力量がより重要だ。南米の強豪チームとの対戦では大きな武器になるだろう。
小笠原は世界に挑戦する前に、能力全開することが肝心だ。そうすればレッチェだけでなく、他のチームからもぞくぞくオファーが来るぞ。一度小笠原を袖にしたレッチェを、悔しがらせてはどうか?今はとにかくJリーグで暴れまくれ!




平山相太 W杯4強宣言!

2005-08-24 20:29:53 | サッカー日本代表
ヘラクレス平山相太がドイツワールドカップで日本代表を4強に導く事を、地元新聞の取材で宣言した。

並みの選手なら代表に選ばれる事を目指すが、代表になる前から世界の桧舞台での大活躍を想定できるとは器が違う。平山相太は大物の素質があるのだろう。中田英寿も大きなことを言い、そして実行してきた。平山相太にも有言実行であってほしい。

そのためには、オランダリーグで圧倒的な実績をあげる必要がある。飛び抜けた実力のあるFWが日本にいないので、平山相太には十分チャンスがある。日本のFWは、代表の試合で全員が良い動きをしている。だが、良い動きをしても得点できないし、決定的なチャンスにシュートミスをする。

今の日本代表には得点できるFWが必要だ。極論すれば今の日本FWには、得点する動き以外は必要ない。中盤でのパスまわしに参加しなくてもいい。ゴール前での仕事ができないのに、それ以外をがんばっても、得点できない事の言い訳にはならない。

得点できない理由の一つは、ボールを持っていない時に、強力な相手ディフェンダーとの駆け引きと争いに負けているからだ。その点平山相太なら体力面で外国人と対等に戦える。平山相太が駆け引き上手になれば、日本代表を4強に導けるだろう。

平山相太は本当は「優勝」と言いたかったに違いない。それを今の平山相太が言ったら笑いものになるだけだ。「優勝する」と言っても、オランダ人が納得する活躍をして欲しい。