覆面評論家 改

サッカー、格闘技などスポーツ全般を綴ります。
日本の弥栄を祈念

ACミランをカモにするチャンスだ! 中村俊輔

2007-02-23 20:55:22 | 中村俊輔
欧州チャンピオンズリーグ決勝T1回戦第1戦(20日=日本時間21日、英国・グラスゴー)中村俊輔のセルティックは、ACミラン(イタリア)戦で残念な0-0ドローに終わった。

2回のフリーキックのチャンスも、中村俊輔の左足はACミランのゴールを揺らすことはなかった。しかし「DVDを見て反省する。簡単に修正できる。」と中村俊輔は強気だ。頼もしいかぎりである。

伝家の宝刀で勝負を決めることができなかったことは残念である。しかし考えようによってはチャンスである。巷で言われている「次戦で1-1のドローであればセルティックの勝ち」という話は重要だ。

「第2戦に向け、セルティックのセットプレーは非常に危険になる。」とのACミランのアンチェロッティ監督の発言もオーバーではない。勝つつもりでやってきたアンチェロッティ監督にプレッシャーを与えたのだ。

ACミランの選手たちはどう感じているかは問題ではない。強豪チームの監督ほど、監督のチームに与える影響は大きい。世界一流の選手を揃えても、監督の手腕が優れていなければ強いチームにはならない。その意味でアンチェロッティ監督の意識は必ず選手に影響をもたらす。そのわずかなスキをつけると、中村俊輔に光明がみえる。

セルティックはホームで引き分けたことで舞台ができあがった。ホームで勝利し、アウエーで引き分けでACミランを倒したところで劇的ではない。今回の状況で敵地で中村俊輔が点をもぎとり、引き分けか勝利を得たならば世界に与える衝撃は大きい。

そういった意味で今回のドローは最大のチャンスだ。1発勝負の次戦で中村俊輔の左足が火を噴けば、ACミランの命運も尽きることになる。



ACミランが恐れる50億円の男 中村俊輔

2007-02-17 10:21:45 | 中村俊輔
MF中村俊輔が所属するセルティックが、今季欧州CLの大活躍などで半年間で50億円近くの純益を上げたようだ。

増収の内訳は欧州CLによるボーナスが大半である。CL1次リーグでホーム3勝を挙げたセルティックの全得点に絡んだ中村俊輔の存在を、いっそう際立たせることになった。

今シーズン開始前の中村俊輔の移籍騒動の時、セルティックのデビッド・クイン会長やストラカン監督がなりふりかまわず引き留めした。その甲斐があったというものだ。中村俊輔の実力は、日本の金とファンを引き寄せただけでなく、欧州の一流クラブの地位をもたらした。

中村俊輔は欧州CL1回戦のACミラン戦が、今年最大の勝負である。欧州CL全試合が山であるのだが、その初戦で勢いにのるかどうかにかかっている。内容が問題なのではない、中村俊輔の活躍で勝つことが第一要件だ。

残りの試合のことは考えずに、ACミラン戦に100%以上のすべてを出し切るべきだ。世界のサッカー関係者の注目度の高いこの一戦で、「中村俊輔ここにあり」をアピールできれば夢が近くなる。

日本代表もスペイン移籍も、中村俊輔が理想とするサッカー技術も。人に認められてこその一流スターだ。ACミラン戦でこければ、ACミランのアンチェロッティ監督の「中村俊輔は継続的に高いパフォーマンスを見せるのが難しいようだ。」との分析どおりになってしまう。

今はこの評価に惑わされることなく、ACミラン戦にこそ脚が折れるまで戦い続けるべきだ。パフォーマンスに波がある理由を、「中村俊輔は相手が強いほど実力を発揮する。」という評価で一変させなければならない。



世界チャンピオン復帰戦がしたい! 辰吉丈一郎

2007-02-11 13:14:18 | 格闘技
元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(大阪帝拳)が、5月にボクサーの定年の37歳を迎える。

周囲には引退を勧告されても、世界チャンピオン復帰を狙っている。試合の見通しが立たない厳しい状況にも関わらず、凄まじい気迫だ。

「10年以上食事制限してる。1日1食。3食も食べたら太るだけや。体の状態によって、食べるものを変えてる」と辰吉丈一郎は語る。

1日1食という点が重要だ。子供の学力低下を「朝食抜き」が原因とする医学研究者が聞いたら怒るだろう。変人で天才発明家の中松義郎氏も1日1食主義だ。

中松義郎氏は世間では完全に変人扱いされているが、天才科学者としての業績もある。主張には根拠があってのことだ。中松義郎氏が「1日1食」にこだわるのは、頭を良くし発明のアイディアを得るためだ。

1日1食がより頭の働きがよくなるらしい。詳しい内容は中松義郎氏の書籍を参考にしてもらうしかない。(リンクの頭脳改造計画で紹介する予定)

そして健康にも効果があると、中松義郎氏は主張している。これが事実なら辰吉丈一郎にも効果がでているかもしれない。

頭の働きが良くなれば神経の働きも鋭くなる。出先機関の視神経にも影響がある。実年齢より神経系の働きは若いかもしれない。

辰吉丈一郎の筋肉の張り具合は、衰えたと感じさせられる。しかし中身が若ければそれなりの戦いが期待できる。辰吉丈一郎のチャンピオン復帰への執念は、単なる強がりではなく実感としてまだ現役でできる自覚が大いにあるのだろう。



佐藤嘉洋と小比類巻貴之も問題外? TATSUJIがブアカーオを倒す!

2007-02-04 11:51:05 | K-1
「K-1 WORLD MAX 2007~日本代表決定トーナメント~」の1回戦でHAYATO(FUTURE_TRIBE)と対戦するTATSUJI(アイアンアックス)が優勝宣言をした。

「全試合KOで優勝します。」「日本予選くらいだったらパンチだけでも勝てる。」「蹴りとパンチのコンビネーションはもう試合で使えるレベルだと思います。」と強気だ。HAYATOは全く無視されて気の毒である。

1回戦でHAYATOに予定どおり勝てば、準決勝で小比類巻貴之VSアンディ・オロンゴンの勝者と激突する。順当に小比類巻貴之が勝ち上がると思われるが、小比類巻対策も「特別意識はしてないですけど、戦い方は分かってますよ。ヒザ蹴りとローをもらわないようにしてKOします。」と余裕のコメントだ。

確かに小比類巻貴之は殴りあいには弱い。ヒザ蹴りとローキックが武器にならないとすれば、小比類巻貴之に勝ち目は全くない。

TATSUJIの蹴りとパンチのコンビネーションが、本人の申告どおり試合で使えるレベルならば優勝も狙える。「全試合KOで優勝」はコンビネーションにかかっているといえる。

そして順当に勝ちあがれば佐藤嘉洋と決勝で激突する可能性が高い。コンビネーションが完璧でも佐藤嘉洋は強敵だ。高い身長の佐藤嘉洋は攻略が難しい。ブアカーオ戦で佐藤嘉洋は殴りあいでKOされたが、冷静にローキックで攻める本来のスタイルで戦えばTATSUJIには厄介だ。

パンチの打ち合いになればTATSUJIの豪腕の前に佐藤嘉洋は沈むだろう。しかし佐藤嘉洋はブアカーオ戦で懲りているはずだ。地味にローキックをけり続けるだろう。蹴りあいでは脚の長い佐藤嘉洋が有利だ。TATSUJIが無理に飛び込めば膝けりが待っている。TATSUJIがどう答えを出したのかは試合を観ないとわからないが、佐藤嘉洋のキックの脚をつかむ作戦だけでは説得力がない。

日本のエース魔裟斗は優勝から遠ざかり、期待の佐藤嘉洋も本来の実力を発揮できていない。日本では強い小比類巻貴之も世界の頂点には遠い。TATSUJIは「ブアカーオとアンディーサワーの二人を今年中に必ず自分が倒します。」とも言っている。「全試合KOで優勝」すれば可能かもしれない。TATSUJIに可能ならば世界の壁をこじ開けて欲しい。



アンディ・オロゴン戦は前座ではない? 小比類巻貴之

2007-02-03 20:51:29 | K-1
「K-1 WORLD MAX 2007~日本代表決定トーナメント~」が2月5日開催される。1回戦で小比類巻貴之(チームドラゴン)とアンディ・オロゴン(ナイジェリア)が激突する。

アンディ・オロゴンは武田幸三にローキックを教わったようだ。実際に実戦で使えるかどうかは、基本を徹底的に練習したかどうかにかかっている。アンディ・オロゴンはローキックを使うだろうが、思うような効果を出せるか疑問である。

小比類巻貴之が体調が良くて、かつ実力の80%程度発揮できれば勝利は間違いない。しかし甘く考えると、KOされることはないにしても判定で不覚をとることはありえる。小比類巻貴之はローキックの練度の違いを思い知らせるべきだ。

小比類巻貴之はとにかく前にでるべきだ。止まってキックを打ち合うよりも、踏み込んでキックを出せば有利である。難しい状況をつくり出せば、キックの第一人者の小比類巻貴之に利がある。

経験の浅いアンディ・オロゴンが、スピードや身体能力対応できない、頭を使う展開にするのだ。小比類巻貴之は攻めまくり、膝けりを出せるような展開なら文句ない。色気をだして、得意でないパンチでの攻撃は必要最小限にするべきである。

小比類巻貴之が本気になったら「こんなに怖いんだぞ」と思わせる試合ができれば、日本一の座も遠くない。