覆面評論家 改

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日本の弥栄を祈念

イビチャ・オシム監督の強くなるための条件

2006-11-03 17:51:43 | サッカー日本代表
今日のテレビ放送でイビチャ・オシム日本代表監督が、日本のサッカーが強くなるための提言をしていた。その話でも特に印象に残ったことは、?責任の所在の曖昧さと?Jリーグの監督やコーチの海外修行だった。

?に関してイビチャ・オシム日本代表監督は、サッカー界だけでなく日本のスポーツ選手全体のこととしている。もっと言えば日本人の性質を指摘しているのだろう。

日本人の特質として個性を最大限に発揮することよりも、チームワークを重視する。それ自体は悪いこととは断定できない。会社組織ではそれなりに力を発揮し機能している。気がつかない所で大きな犠牲を払っていることもあると思うが。

しかしサッカーではチームワークを重視するだけでは問題なようだ。イビチャ・オシム監督は、責任の所在をチームワークの元に曖昧にすることを非難している。海外のチームでは、選手同志で議論をして徹底的にダメだしをするらしい。

ジーコ監督時代に中田英寿が日本代表で皆に注文ばかりしていたが、その姿勢自体は間違っていなかった。但し中田英寿の一方通行だったため、チームワークを乱し結果は芳しくなかった。双方から議論できれば、もっと良い結果が出たかもしれない。

イビチャ・オシム監督は変革はエレガントにしなければと言っている。急激に無理やり変化させるのではなく、着実に一歩一歩進めなければならない。長年の癖を変えることは容易ではないからだ。サッカー強豪国との大きな違いを理解できたことだけでも一歩前進だ。まずは1人から始めなければならない。




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