覆面評論家 改

サッカー、格闘技などスポーツ全般を綴ります。
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前田日明の世界制覇の野望! 日本人の戦いの遺伝子が今解放される?  

2008-02-17 17:54:48 | K-1
総合格闘技「HERO’S」のスーパーバイザー前田日明が、HERO’Sと旧PRIDEが合体して新団体「DREAM」が誕生したことを受け、スーパーバイザーを退任することになった。そして前田日明は、新総合格闘技団体「THE OUTSIDER」発足させる。

「全国の不良たちを集めて、アマチュア総合格闘技の大会を開き」「いずれ、ここから世界に通用するような選手を出したい」と前田日明は新たな人材の発掘を目指している。

すでに暴走族の総長やチーマーのリーダーなど20名近くの出場応募があるらしい。これだけいればモノになる選手の1人や2人はいるかもしれない。格闘技の精神的・技術的な素質があり、真摯に練習が続けられれば、前田日明の指導の下で道を切り開けるだろう。

この企画は格闘技界の活性につながるだけでなく、国家の安全にも益が大きい。不良が犯罪にエネルギーを消費するのではなく、ルールに則ったスポーツに熱中することにより、「ルールを守る尊さや、対戦相手や関係者への礼儀を身につけることができる」、と大きな期待を抱かせる。

前田日明によれば、日本人格闘家は人材不足で、新しい選手が出てこないとのことである。その事実は、日本人の総合格闘技の素質と関係はない。輩出される環境が整っていなかっただけのことである。前田日明の努力により、改善されることになった。

元来日本人は格闘技の素質は十分にあると思う。胴長短足の日本人は体型的に、手足の長い白人・黒人に比較して不利である。特に打撃系のボクシングやキックボクシングではハンデが大きい。しかし格闘技の素質と戦術の巧みさで、世界チャンピオンを輩出し続けている。さらにパワーで外国人に劣るとされるが、軽中量級で体重が同じであれば遜色はない。肉体的に決定的に劣っていないのだ。

新たな人材はどこからでも出てくる可能性がある。やり場のないパワーが溢れてもてあましている点において不良は一番だ。そして日本人の遺伝的素質を考えれば、どこからでも生まれでてくる可能性がある。

戦いといえば武士である。先祖代々武士の家系は、日々武術を鍛錬しその素質を養ってきた。しかしそれ以上に可能性があるのが、百姓である。先祖代々の百姓は農作業で足腰の粘りや筋持久力を、城の普請で重い石等を運ばされパワーや全身持久力等を、そして劣悪な環境に負けない精神力養ってきた。

そして戦となれば雑兵として戦場に駆り出され、矢玉をよけ槍で突きあい、反射神経をも養ってきた。雑兵は目玉に弓矢が刺されば自分で引き抜く豪胆さがあり、あるいは敵の雑兵と素手で白兵戦もする。戦国時代の鍛え抜かれた身長150センチの雑兵を、ボビーオロゴンとケンカさせたらその強さが証明できるだろう。

こう考えれば偉大なる戦いの遺伝子は、数多く日本の各所に埋もれているのは明白である。