夏の風物詩と言えば、花火。子供の頃、よく「線香花火」をやった思い出があります。
今ではほとんどが廉価な中国産になってしまったそうです。
’090712 撮影地?
今回はそんな伝統的な花火をイメージする「スカドクサス・ムルティフロルス」です。
(Haemanthus multiflorus→Scadoxus multiflorus)※旧ハエマンサス(マユハケオモト)属
種小名のmultiflorus はラテン語で「たくさんの花が咲く」という意味です。
別名:センコウハナビ(線香花火)、フットボールリリー(Football lily:英名)
ヒガンバナ科スカノドクサス属の多年草(球根) 熱帯アフリカ東部に分布
9月下旬~11月上旬頃、高さ30〜40cmの花茎の先端に多数の緋色の花を散形花序をつけます。
径20cmほどの球状に咲き、線香花火のようです。
’210610 こちら↑は川口グリーンセンターの花。
ラベルは「センコウハナビ」(Haemanthus multiflorus)となっていました。
つくば植物園
ラベルには「Scadoxus multiflorus subsp. katharinae」(スカドクサス・ムルティフロルス・カサリナエ)と書いてありました。
(※subsp.=ssp.:亜種)
熱帯アフリカから南アフリカにかけて数種が分布するそうなので、川口GCのものと同じかどうか?
’210602 果実は、緑色から熟すと緋色に変わり、最長2か月間に残ります。
夏生育(冬休眠)タイプ。葉は花と同時に現れ、花後に葉が展開し、冬に葉をつけたまま、または落葉して休眠します。