晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

DVD「エベレスト3Ⅾ」を観る

2019年06月27日 | 
連れ合い共々登山が趣味なので自然と山岳映画には手が出てしまう。以前野口健さんの講演で語られた内容に愕然としたが、映像で観てもっと実感した。
今年の5月にもエベレストでは登山道の渋滞で12時間以上待たされた揚げ句に疲労が原因で死亡者が出た。まるで観光地然とした山頂付近の大渋滞の様子がテレビで流れたが、これが現実だ。
「エベレスト3Ⅾ」は2015年アメリカ、イギリスの合作で、1996年にエベレストで起きた大量遭難事故の2度目の映画化だ。すでに事故の翌年(1997年)に米、チェコの合作「エベレスト 死の彷徨」の映画がある。23年前でも、登山するのに天候の良い時期が限られているため多くの登山者が殺到していた。
遭難事故の原因は予定していた山頂までのルート工作が完成してなかったり予想以上に体の不調者が多かったりで山頂タイムリミットを守れなかったこと、酸素ボンベが空になっていたなどというのは分かった。もっと詳しい真相を知りたい!(残念ながらそれぞれの顔を覚えられなくて詳細な部分まで知りたかったことが分からずじまい)
混雑を避けるために、急に、ニュージーランド・アドベンチャー・コンサルタンツ隊とアメリカ・マウンテン・マッドネス隊が合流して登ることになった。25名に、関係者やその日に登頂する台湾隊などで総勢50名ほどの出演者。遭難した日本人女性難波康子を含め女性はわずか3人で、ほとんどが山の装備をした男達で最後まで見分けがつかなかった。
後でネットで調べると「エベレスト 死の彷徨」がより解り易く撮られているとのことだが、ウィキペディアの1996年のエベレスト大量遭難https://ja.wikipedia.org/wiki/1996%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%99%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E5%A4%A7%E9%87%8F%E9%81%AD%E9%9B%A3に詳しく書いてあった。
エベレストを目指す山家(やまや)の気持ちが理解できないでもないが、命を賭けてまで登ることはない! だけど、登山は低山と云えども危険はつきもの、心して登るしかない。
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