晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

壮麗な唐津くんち

2017年11月04日 | 日常
今日は登る山ではなく曳山見物です。唐津の土地柄にも昔から興味があり唐津城と虹の松原も歩けたらいいなぁ~。
交通混雑を懸念して東多久駅から電車にしました。
な、何と車内は中国語とハングルが飛び交っていて、私たちの座席にも中国人らしきご夫婦!
唐津駅まで40分余りー、おそらく通常は静かな構内なのでしょうが観光客で賑わっています。駅員さんの言う通り往復チケットにして正解でした。

駅から5分もかからない場所が絶好の見学ポイント。今日は4日で最終日となり町廻り。

ただの張り子のトラじゃんと思ったら大間違いですよ。世界最大級の乾漆美術工芸品でした。
木組みに粘土で原型を作り、その上に和紙を1~3㎝の厚さに百枚から二百枚近くを張り重ね、その粘土の原型を抜き、竜骨を組んで、麻布と漆で固めて下地を作り粉屎漆で形状を整え最後に色漆を塗り金箔で仕上げたもの。

14台の曳山はどれをとっても見事。1番目は赤獅子、次に青獅子、亀と浦島太郎、源義経の兜、鯛、鳳凰丸、飛龍、金獅子、武田信玄・上杉謙信の兜、酒呑童子と源頼朝の兜、鯱、七宝丸。

















https://youtu.be/_10imxL3NV0こちらは音声が聴けます。

長崎くんちと違う気楽な庶民性にすこぶる好感を持ちました。(長崎は幾らかしょってるような?)
曳山囃子(ばやしをバックに曳子たちが「エンヤ、エンヤ」と掛け声に「ヨイサ、ヨイサ」と呼応。そのリズムが心地よく響く。エンヤ~は『栄える家=栄家』の意味合いからだそうな。曳(ひ)き子は約5000人と言われている。
装束は町人の祭りとして火消し名残りの江戸腹、腕抜き、パッチ姿。子供たちや女性の法被姿も威勢がいい。

bambooイチオシは酒呑童子と源依光の兜。酒呑童子さんのお酒を召しているような赤らんだ眼まで表現されていて楽しい!



唐津城まで足を延ばしました。
歴代の藩主たちの中で3人の城主が印象深かった。

唐津城主寺沢氏は関ケ原の戦いで東軍に付き築城。更にご褒美として飛び地の天草郡をもらい受ける。が、2代目の時天草・島原の乱で責任を負い自刃。
あの水野忠邦が19歳で唐津城主となっていたとは・・・。日本史の中で良いイメージで教わったのに、実は野心みなぎる一面があった。当たり前だけど知らなかったよ



最後は本好きなので近代図書館と銘打ってある駅裏手の図書館を見学!こんなきらびやかな図書館って今まで見たことがない!
まるでホテルのロビーみたい。でも蔵書は少ない・・・。



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