五家原岳へ

一昨日、ドクターに診察室で右肩マニプレーション経過は「８割！」と云われました。１０割を目指している精力的な整形外科医である先生にとっては少々不服気味にも見えましたが、私にとっては合格点をもらったも同然です。後は日を追ってゆっくり回復するのを待つつもりです。当分リハビリは続きますが、同時に足のリハビリもしてもらえるので全然苦になりません。

思いがけず新涼を覚えた今朝。お天気もまずまずのようなので、曙繻子蘭（アケボノシュスラン）のご機嫌をうかがいに登ることを思い立ちました。
急だったのでアチさんにおそるおそる切り出すと「行っても良いね！」。そうこなくっちゃ！
ウナギテ沢から登るつもりでしたが、駐車場が満杯だろうとあきらめてサワガニキャンプ場から右折して林道傍らへ駐車しました。

林道沿いは秋を感じさせるマツカゼソウやオトコエシが繁茂しています。秋の風情だよ！！

まだクサアジサイも残っていました。

沢を渡ると沢登り訓練中のグループに出会いました。今夏は雨が多かったので８月末にやっと晴れ間が覗いた今日しかチャンスがなかったのでしょう。

ヤマホトトギスも待っていてくれたよ！

朽ちた橋もまだ残っていましたね、

新しくかけられた木橋は大雨で浸かっている日が多かったのでしょう。苔が青々と瑞々しいので用心して渡りました。怪我後、超用心深くなった自分を褒めてあげよう。

砂防ダムがまだ完全にできていない頃登ったのが最後だったから、記憶に賭けて新しく敷設された道を通ります。こんなのをどうして造るのかと愚痴っても、実は胸の裡はルンルンでした。
計画通り途中の林道を超え少し登った渓流岩場でお弁当を広げます。決して無理はしませんよ。久々の汗みずくに気分は爽快。せせらぎの音を聴きながらのランチやコーヒータイム。また山を友とする日常が戻ってきて嬉しくてたまりません。下山時はヤッホー、ヤッホーと多良の峰々にご挨拶しました。

コース半分だったけど山頂を極めたのと同じぐらいの満足度。
曙繻子蘭は初めての場所に一株だけ発見。雨が多かったので流されたのかもしれません。残念ながら蕾はつけていなかった・・・。

な、なんと帰りに立ち寄った温泉でそよ風さんとばったり。久しぶりに出会えた山仲間と湯船に腰かけて文字通り裸のお付き合いも持てて満喫の山日和でした。男湯でアチさんも山馬鹿さんと話せて楽しかったみたいだし。