晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

近年にない見事な多良のシャクナゲ尾根

2018年04月22日 | 

例年、石楠花やミツバツツジはゴールデンウイークぐらいが見どころだけど、今年は待ちきれずに花々が咲き出す予感がし、偵察を兼ねてシャクナゲ尾根へ向かう。埋まった駐車場に間違いなく咲いていると確信した。たぶん、ネットや口コミで知った登山客が押し寄せているのだろう。無理をしないウナギテ沢~中山越~舞岳~黒木と軟弱コースで巡ることに~。

登山口までの林道歩きは新緑が眩しいほど

沢は少雨ですいすい渡れるほど。待ちきれないギンリョウソウは土から頭を出している。

楚々としたタニギキョウも岩の上で

予定通り早めのランチを中山越で摂る。メニューはサンドイッチとスープにフィッシュソーセージ。ハムが登場するまでソーセージはありがたかった。お弁当に輪切りにしたフライパンで焼いたもの、半月切りでサラダに入れてあったりした。子供時代はあると嬉しくて「やったー」と思ったもの。懐かしい味は多くの添加物が含まれていると悪者にされて久しい。何十年ぶりに食べたソーセージは今では無添加となり、登山ではお手軽にたんぱく質補給として役立つようになった。懐かしさに浸りながらかじっていると、似たような時代を過ごした幾組もの登山客らが「こんにちは」をかわしていった。

歩きはじめてまもなく舞岳と経ヶ岳の別れ際に、樹下の木漏れ日に寄り添い合うように5つの筆竜胆が咲いていた。「愛らしい!」

さあさあ本日の主役石楠花のご機嫌は?

表年だろうか、凄い凄い!尾根伝いに石楠花のプロムナードがずっと続いている。山頂付近は3分咲きぐらいだが下るにつれて満開となっていた。ミツバツツジとの饗宴も観られお腹一杯!

 

途中の見晴らし岩場でコーヒーを啜っているとKさんに出会った。3年ぶりの邂逅だったが北海道から11か月ぶりに戻って来たという。北海道の山の話をしながら下りを1時間ほどご一緒した。北海道の山は新緑が来る前に山がいったんグレーになりそれが少しづつ緑に変化していくそうだ。とても印象深い表現だった。滞在しないと見れない山の景色だろうなぁ~。 

 

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