帰省がてら宮崎県の脊梁山系の白鳥山へ登ろうと計画していたら、台風の影響で予報が雨となりました。久住も怪しそうでもっと北側の福岡県だったら何とか登れそうです。鹿児島へ帰省するには大回りとなりますが、アチさんも賛成してくれたので英彦山に決定。5月に下調べをしていたので準備は簡単でした。今年初のキャンプ泊と思いきや、ここはテントは張れないとのこと。小バンガローを借りた(4500円)ところ平日なのでだだっ広い野営場にたった2組だけ。貸切状態の野営場にはリョウブの花が甘い香りを放っていて、そのリョウブの花びら零れるテーブルの下で地元の道ノ尾駅で買い求めたトマトやきゅうりを丸齧りしながらBeerと冷酒でまずは乾杯!空には橙色の三日月とさそり座、北斗七星、カシオペア座がくっきりと瞬いていました。
高速道路を杷木ICで下りそこない、次ICの大分県日田から廻ることになりました。下はおまけの耶馬溪の画像です。
コース 別所駐車場~奉幣殿~大南神社~材木石~南岳~中岳(上宮)~奉幣殿~駐車場(行動時間 5、5時間)
英彦山は出羽の羽黒山、大和の大峰山と並んで、日本三大修験場として栄えた霊山です。表参道正にはたくさんの坊舎の跡が山道の石段沿いに残っていますが、平日だからなのか、お土産やさんは右一軒だけしか開いていませんでした。前回は冬だったので甘酒を飲んで暖をとったのを思い出す。
有名な杉田久女の句碑は彼女の筆跡だとか。ほしいままが効いているなぁと感服していたら、再び登って結句の"ほしいまま"を練りだしたのだそうです。単にほととぎすのことだけをいっているのではなく、句会や私生活でも女であることから窮屈さを感じていて自分もほととぎすのように高らかに啼き自由に飛び廻りたいと、我が身を重ねたはずです。久女は「ほととぎすは惜しみなく、ほしいままに、谷から谷へと鳴いています。実に、自由に。高らかに谺して」と残していました。
”谺(こだま)して山ほととぎすほしいまま”
無事安全を祈って私たちも同じようにくぐりました。ほら貝を吹く音が聴こえない??
奉幣殿全景
トチバニンジン
南岳コースではママコナ、マツカゼソウ、ミズタビラコなどが今夏お初の花でした
材木石
このあたりから等高線の狭い急登が続きますが、杉の巨木が神々しいこと。今のような登山の装備もなくわらじや白装束で荒々しい登山道を歩き回って修行を積み重ねた修験道者を想いながら登ります。
鎖場を登り終えるとガスが迫ってきました
英彦山の南岳山頂
ムシカリの実は赤く色付いてもう秋の気配が漂っていました
何と、駐車場への抜け道の杉林にクサギアジサイの大群落を見つけました!
3時に下山ししゃくなげの湯で汗を流し一路鹿児島へ~。しかしこれから6時間の長旅で実家に到着したのは午後9時前でした。アチさんはかなり疲れたのでしょうね・・・。母の夕食を食べ終わるとそのまま寝てしまいました。
さすが並みの里帰りじゃありませんね。
人生楽しんでるbamboo家、一見体力無さそうでその実すっごい脚力や心肺機能を持ってるご夫婦で同年代とは思えませんわよ。
鎖場の岩場なんか、見るだけで「アカーン、登れーん!」です。
でも癒される可愛い花々が沢山、咲いているのね。
柱状節理が材木石って名がついてるのに、「なーるほど・・うん面白い」
それにしてもアチさん、大変お疲れのご様子。
貴女も疲れたんじゃないの?
でも御二人とも早々と復活したんでしょうね。ウフッ^^
すっかり雨模様のお盆となっていますが、今夜の精霊流しはいったいどうなるのかしら!?
鹿児島へ帰る時、渋滞中ゆっくり八代の街中を通りましたよ。大きな川が流れていて、私の故郷と似ているのねぇ~。
>bamboo家、一見体力無さそうでその実すっごい脚力や心肺機能を持ってるご夫婦で同年代とは思えませんわよ。
やっぱり、そう見えるよね!
何か独特な雰囲気のある山だなと思います。
こちらも最近、お天気が不安定で精霊流しも心配だったのですが、
流すほんの2時間の間、雨が降らずに助かりました。
長崎の精霊流しはどうだったのでしょう!
何か独特な雰囲気のある山だなと思います
そう思って登るからでしょうか。どことなく独特な雰囲気がありますよねぇ~。
確かリーフさんは初盆だったのですよね・・・。また悲しみを新たにされたことでしょうが、皆さんが元気で暮らしていらっしゃる姿を御覧になり、きっと安心されたことでしょう。
紅葉時に是非お茶を戴きに参ります。
>箏曲六段はキリシタンの音楽の影響をうけているのではないかというある学説に対して、是か否かという問題を辿っている私です
原稿後も、まだ追っかけているのですね!
「凄い凄い」と言いながら、私も一旦興味を持てばまっしぐらなタイプなので、よぉ~く、その気持ちは理解できます。
>まぁヒマつぶしみたいな話しですが・・・
ヒマつぶしが人生の最高の醍醐味だと想うけどなぁ!ばにらさんだって決しヒマつぶしとは思っていないはずだもの・・・。