江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

健康保険証が12月に廃止される ⑥

2024-06-11 | 随想
《全国に900の系列店を持つ大手薬局が投稿した謝罪文とは》

 東京新聞Web版によると都内在住の40代男性は5月30日、薬をもらおうと都内の薬局を訪れた。

処方箋と現行の保険証を出すと、薬局職員から「マイナ保険証のみの受付になります。マイナンバーカードはお持ちですか?」と告げられ、
現行の保険証は突き返されたと云う。

男性は「マイナ保険証が無いと薬が貰えない」と受け止めた。
マイナカードは持っていたが、不安からマイナ保険証には登録していなかった。


 持病を抱えておりすぐ薬が欲しかったので、仕方なく読み取り機でマイナ保険証の登録をした。
納得できなかった男性は、X(旧Twitter)で「マイナ保険証じゃないと薬を出せないと言われた」と疑問をぶつけた。

薬局が薬を処方するとき、①処方箋②マイナ保険証③現行の保険証の一つがあれば良いとなっているが、
この大手薬局は③の現行の保険証での資格確認を昨年12月からやめていた。


 謝罪文は「マイナ保険証がなくても受け付け可能」「誤解を招く説明でスタッフには厳しく指導」の内容だが、何をいまさらという気がする。
この大手薬局は政府の方針に沿って利用者をだまして、マイナ保険証に移行させ支援金を多く受け取っていたのだと思う。
まったく許せないことだ。
 


《マイナ保険証の強制は破綻している》

 何度も言うが利用率が低く上がらないのは、医療機関のせいではない。
マイナ保険証が信用されていないからであり、利用率が上がれば上がるほど不具合が見つかってくる欠陥カードだからだ。

全国民の健康保険証をマイナンバーカードに組み込み一括管理することが、不具合な問題を多発させ医療機関の窓口を混乱させているのだ。

「しっかり対処する」しか言えないおつむが足りない河野デジ大臣では現場の大変さを想定できないのだ。 


紙の現行の保険証が一番確実で安心・安全に治療を受けられる。
焦ってマイナ保険証にする緊急性や必然性に迫られている時期ではない。


 2024/06/09         



<まだカードいらない デラシネ>

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