今日は東京都知事選挙だ。
都民の選択がどういう結果になるかが注目される。
ところで、この選挙という民主主義を成立させるに欠くことのできないツールが、私たちの国ではあまり重要視されていない。
それは投票率というデータで読み取れる。
最近の国政選挙(2016年~2022年)での年代別投票率を見てみると、以下のような結果が示された。
2016年には18歳選挙権が認められた最初の国政選挙(参議院選)があった。
ここで、10代の投票率は46.78%を示し35.60%の20代より上回った。
しかし、60代の70.07%と比して遠く及ばないどころか全体の投票率54.70%にも届かなかった。
翌2017年の衆議院選挙で見てみると、10代は40.49%、20代は33.85%、60代は72.04%、全体では53.68%だった。
全体の投票率も若干低下したが、前年より上昇したのは60代だけで若者層は下がっている。
それから2年後の2019年の参議院選挙では、10代は32.28%、20代は30.96%、60代は63.58%、全体は48.80%と軒並みに下がっているが、
10代と20代は3割強の人間しか選挙に行ってないという衝撃的な結果となった。
3年後の2021年に行なわれた衆議院選挙では、10代:43.23%、20代:36.50%、60代:71.38%、全体:55.93%と、
全般に投票率は上がっているが、年代別の傾向は相変わらずの状況だ。
さらに2022年に行なわれた直近の参議院選挙では、10代:35.42%、20代:33.99%、60代:65.69%、全体:52.05%と、
参議院選だけで見るとどの世代も前回よりは上がってはいるが、前年の衆議院選挙よりはどの世代も下がっている。
長々と投票率の資料を見てきたが、過去5回の国政選挙の結果からはどの選挙も世代別には全く同様な傾向が見て取れる。
即ち、若者の投票率は著しく低く、とりわけ若者のリーダー層とも言える20代の投票率があまりにも低いという事実を確認せざるを得ない。
(つづく)
<すばる>
都民の選択がどういう結果になるかが注目される。
ところで、この選挙という民主主義を成立させるに欠くことのできないツールが、私たちの国ではあまり重要視されていない。
それは投票率というデータで読み取れる。
最近の国政選挙(2016年~2022年)での年代別投票率を見てみると、以下のような結果が示された。
2016年には18歳選挙権が認められた最初の国政選挙(参議院選)があった。
ここで、10代の投票率は46.78%を示し35.60%の20代より上回った。
しかし、60代の70.07%と比して遠く及ばないどころか全体の投票率54.70%にも届かなかった。
翌2017年の衆議院選挙で見てみると、10代は40.49%、20代は33.85%、60代は72.04%、全体では53.68%だった。
全体の投票率も若干低下したが、前年より上昇したのは60代だけで若者層は下がっている。
それから2年後の2019年の参議院選挙では、10代は32.28%、20代は30.96%、60代は63.58%、全体は48.80%と軒並みに下がっているが、
10代と20代は3割強の人間しか選挙に行ってないという衝撃的な結果となった。
3年後の2021年に行なわれた衆議院選挙では、10代:43.23%、20代:36.50%、60代:71.38%、全体:55.93%と、
全般に投票率は上がっているが、年代別の傾向は相変わらずの状況だ。
さらに2022年に行なわれた直近の参議院選挙では、10代:35.42%、20代:33.99%、60代:65.69%、全体:52.05%と、
参議院選だけで見るとどの世代も前回よりは上がってはいるが、前年の衆議院選挙よりはどの世代も下がっている。
長々と投票率の資料を見てきたが、過去5回の国政選挙の結果からはどの選挙も世代別には全く同様な傾向が見て取れる。
即ち、若者の投票率は著しく低く、とりわけ若者のリーダー層とも言える20代の投票率があまりにも低いという事実を確認せざるを得ない。
(つづく)
<すばる>