「医学・医療を哲学する」

2016-12-06 22:07:01 | 日記

12月3(土)、4日(日)と、京都・下鴨の稲盛記念会館で第26会人体科学会大会が開催された。
大会テーマは「医学・医療を哲学する」という人体科学会としては硬派なイメージであるが、「いのちの根源を見据えて」と人体科学会らしいサブが付いていて、ホッとする(?)
研究発表も「始原東洋医学」など難しい用語が並んでいるため、勝手に入場者数の心配をしていたが、250名近い来場者でほぼ満員、私の予想は見事に外れて、嬉しい限りだ。
「日本の気功─その過去・現在・未来を語る」トークセッションでは、気功の置かれている現状と将来について鳥飼美和子、定方昭夫、星野稔、津村喬、西田隆重、田中朱美、出口衆太郎、遠藤卓郎、濱野清志の皆さんの話があった。なかでも、星野さんの「習いに来ている人たちの殆どが70歳以上です」という発言が、気功の置かれている現状を見事に語っているようで、強烈に印象に残っている。ついついマインドフルネスやヨガの人気に比べてしまい、残念で成らない。頑張れ気功!
私が編集していた雑誌で寄稿の特集をしたのが1980年代後半だが、その際何度もお会いした星野稔さんと30年振り近くに会うことが出来て、今回の人体科学会大会の何よりのお土産になった。
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