NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

ラス凱旋

2020年01月10日 | 2019-20 シーズン
皆様、遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
当ブログも気づけば10年目となっておりました。
どれもこれも見てくださる方々がいてこそだと思っております。
本当にありがとうございます。
そしてブログを立ち上げた目的の
『オクラホマシティ・サンダーというチームについての情報を何かしらの形で発信したい』
が少なくとも実現できているのかなと思う今日この頃です。
今後もきまぐれ更新ではありますが、細々と続けていればと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

さて、今回そんな僕がこのブログを立ち上げた時からサンダーの看板選手として君臨していたラッセル・ウェストブルックの移籍後初オクラホマ凱旋試合についてです。
移籍については以前の記事にまとめています。

NBAキャリアをオクラホマシティ・サンダー1期目からスタートさせ、11シーズンもの間サンダーに所属していたウェストブルック。
そのウェストブルックは昨年の夏ロケッツに移籍しましたが、1月10日(日本時間)に移籍後初チェサピークエナジーアリーナに帰ってきました。
試合の前日先んじてサンダーのプレスティGMは声明を発表。

"Russell Westbrook gave the Thunder and the Oklahoma community everything he had for over a decade.
He arrived when his career and the organization were literally starting from zero.
Russell was a catalyst for a lot of incredible moments and memories for our fans, but it is his relentlessness, longevity, and commitment that define his legacy in Oklahoma City.
It’s going to be a unique moment when he steps back on the Chesapeake floor, a chance for people to recognize someone that will always figure prominently into the history of our city."



日本語訳
『ラッセル・ウェストブルックはこの10年以上サンダーとオクラホマコミュニティに持つ物全てを出してくれました。
彼のキャリアとこの組織が文字通り"Zero"から始まった時、彼はここに来ました。
ラッセルは多くの素晴らしい瞬間と思い出を私達ファンに残してくれましたし、オクラホマシティで負けん気の強さ、活力、責任を明確にしてくれました。
彼がチェサピークのフロアに戻ってきた時、それはユニークな瞬間になるでしょう。
そして私達の街の歴史に置いて、象徴され続ける最高の人物を見るチャンスとなるでしょう。』


このようにシーズン中の1試合ながら当然特別な試合であることは間違いありません。
オクラホマの街もファンもそしてサンダーもウェストブルックの凱旋を楽しみに待っていました。

そして迎えた試合。
ウェストブルックはこの日特注のファッションで登場。
胸元に書かれた"ZERO REGRETS"(0 後悔)の文字。
そして"Thank you Oklahoma!"の文字も。
背中にはオクラホマでの功績が記載されています。
1 チーム
11 シーズン
821 試合
28,330 分
18,859 点
6,897 アシスト
5,760 リバウンド
138 トリプルダブル
8 度オールスター
1 度MVP
0 後悔

ウェストブルック自身もかなり意識をしていると言えるでしょう。

会場では大歓声の中真っ先の行われたのがウェストブルックへのトリビュートムービー。
2分の中に11シーズン分のハイライトがまとまった感動待ったなしのサンダー制作の力作。
こちらから見ることができます。

再度大歓声に包まれたチェサピーク。
そしてファンならば見慣れた光景コートに立つウェストブルック。
しかし、違うのはサンダーではない別のチームのユニフォームに袖を通ているということ。

その後サンダーの選手紹介が終わり、試合前のルーティーンを始めるウェストブルック。
ファンの前まで走って行き咆哮、腕をこれでもかというくらい伸ばし曲げを繰り返します。
そしてセンターサークルからかなり離れたサンダーゴールの少し前の陣取りました。
こうして試合は始まったのです。

そしてその試合の内容はと言うと、
なんとサンダーの圧勝。
現得点王のハーデンをシーズンローの得点に抑え、一方のサンダーはクリス・ポールがキレッキレのプレイで圧倒。
主役のウェストブルックこそ34得点と気を吐きましたが、4Qの7:00にはベンチに下がりそして試合もガベージタイムに突入。
終始ウェストブルックのプレイを安心して見ていられる、試合内容だったのです。

そして試合終了後。
ウェストブルックは元サンダーのチームメイト、アリーナのスタッフ、ファンにまで笑顔で丁寧に対応。
最後は右手で天井を指を差し、大歓声の中ロッカールームへ去っていきました。

彼が彼たる由縁を改めてオクラホマに示した、そんな瞬間だったように思います。
また、トレード後今に至るまで心に残っていたモヤモヤもこの試合で晴れました。
きっと移籍したウェストブルックの心がオクラホマシティ・サンダーから離れてしまったのではないか心配していたのだと思います。
結果それは杞憂でした。

ウェストブルックは今後もオクラホマシティ・サンダーでずっと語られるであろう最高の選手に間違いありません。
良い試合をありがとうございました!


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