蔵書目録

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「梅蘭芳 絵葉書」 (1919.5-)

2014年03月14日 | 梅蘭芳 来日公演、絵葉書他
  梅蘭芳 絵葉書 東京本郷 矢吹高尚堂

           

 ・梅蘭芳
 ・貴妃酔酒 貴妃  梅蘭芳
 ・嫦娥奔月 嫦娥  梅蘭芳
 ・黛玉葬花 林黛玉 梅蘭芳
 ・黛玉葬花 林黛玉 梅蘭芳
 ・千金一笑 晴雯  梅蘭芳
 ・千金一笑 晴雯  梅蘭芳
 ・虹霓関  了●  梅蘭芳 
 ・御碑亭  孟月華 梅蘭芳
 ・御碑亭  孟月華 梅蘭芳


           

 ・蘇三起解  蘇三 梅蘭芳
 ・游龍戯鳳 李鳳姐 梅蘭芳
 ・桂期   紅娘  梅蘭芳 
 ・遊園驚夢 杜麗娘 梅蘭芳
 ・琴桃   陳妙常 梅蘭芳
 ・奇雙会  李桂枝 梅蘭芳
 ・奇雙会  李桂枝 梅蘭芳 ・
 ・天女散花 天女  梅蘭芳
 ・天女散花 天女  梅蘭芳
 ・天女散花
 ・天女散花

 上の絵葉書は、大正八年 〔一九一九年〕 五月、東京・帝国劇場での公演と関係があるかもしれない。
 なお、この袋に何枚入っていたのかは、わからない。
 なお、同じ写真で、金縁ではなく、また説明もない矢吹高尚堂製の絵葉書もある。

 

  支那名優 帝劇出演 梅蘭芳絵葉書

     東京市、神田  支那風俗 出版元 古川赤心堂

    

 上の絵葉書も、この時期のものと思われる。  

    

 ・受大歓迎之天女散花(二) (春柳雑誌社製於東京)
 ・梅蘭芳與日本名優歌右衛門握手於歌舞伎座 (春柳雑誌社発行)
 ・梅蘭芳與日本名優雀右衛門握手於明治座  (春柳雑誌社発行)
 ・梅蘭芳與日本名優河合武雄握手於新富座  (春柳雑誌社発行)

 また、これらと同時に購入したと思われる別の絵葉書の裏には、次の記載がある。

 ◎梅蘭芳劇を見る ※●は、判読不能

 拝啓作廿五日梅蘭芳日本に於ける御名残の興行を神戸聚楽館にて観劇致候、御承知の如く支那劇の特色は歌曲を以て主とし、俳優は最も喉嚨(ノド)を重んずる点に有之、其他の所作や台詞など余り重きを置かざるやにて候、梅も亦●歌曲に長じ女形俳優として第一流の名優の由にて候
   神戸にて
        研堂生

  上の絵葉書は、同大正八年年六月二十五日、神戸・聚楽館での公演の際に販売されたものと思われる。

 

      梅蘭芳

  支那劇は能や歌劇と同様な仕組みで俳優が謡ふのが主となつて居ります。 俳優は本来は男子に限つたもので、男子が女形を演ずること日本の芝居の通りです。  
  梅蘭芳は女形で、支那第一位の名優です。梅は女形中でも妖艶な役柄ではなく堅気な感情的な女形が持役です。立廻りも頗る上手です。又舞踊的な演出も得意とする所です。
  支那の俳優は女形立役適役道化役など云ふ区別が厳格で女形立役兼務などはありません。時に他の役柄の上手なものなどは、こと更らに『反串』即ち変り役と銘を打つて、自分の役柄以外のものを演ずることがあります。梅は時に気まじめな、そうして勇壮な若い男役を演ずることがあります。
                                           東京 尚美堂発行

         

 ・劇名 黛玉葬花 役名 林黛玉  俳優 梅蘭芳
 ・劇名 虹霓関  役名 侍女   俳優 梅蘭芳
 ・劇名 思凡   役名 若き尼  俳優 梅蘭芳
 ・劇名 遊園驚夢 役名 杜麗娘  俳優 梅蘭芳
 ・劇名 穆柯塞  役名 穆桂英  俳優 梅蘭芳
 ・劇名 貴妃酔酒 役名 楊貴妃  俳優 梅蘭芳
 ・劇名 麻姑献壽 役名 仙女麻姑 俳優 梅蘭芳
 ・劇名 天女散花 役名 天女   俳優 梅蘭芳
 ・劇名 天女散花 役名 天女   俳優 梅蘭芳

  

 上の写真は、「福地信世スケッチ 支那劇 第一集」とある絵葉書の袋で、右の絵には「水滸伝の捲毛虎倪榮」、左の絵には「三国志の馬謖」とある。袋の裏には、下の説明文がある。

      支那劇

 舞台  支那劇の舞台は、日本の能と同様で、四柱の方形舞台です、橋掛はありません。背景は全然用ゐないのが正式であります。劇の仕組は能や歌劇と同様に俳優が謡子ので、従て劇は聴くのが主です。 されば古式の舞台では、客席は舞台に対して横向きに、即ち耳を向ける様に設けてあります。然し普通の多くの舞台では客席は見物し易き様舞台に向て腰をかける様に作られて居ります。
 俳優  今では女優もありますが本来は男子に限つたもので、男子が女形を演ずること日本の旧劇の通りです。この絵葉書集の俳優は皆男子です。
 扮装  衣裳は日本の旧劇の如く極めて誇張した装飾花した服装です。役によりては顔に隈取りをします、甚だしいのは絵の様に美しく塗ります。假面は普通用いません。
                                          東京 尚美堂発行
 下は、この第一集の一部と第二集〔?〕などのものと思われる。

 ・劇名 貴妃酔酒 役名 楊貴妃       役柄 花旦  俳優 梅蘭芳
 ・劇名 虹霓関  役名 虹霓関の守将の家臣 役柄 文丑  俳優 李敬山
 ・劇名 金雀記  役名 潘安仁       役柄 小生  俳優 姜妙香
 ・劇名 打鼓罵曹 役名 曹操        役柄 正浄  俳優 郝壽臣
 ・劇名 X妙×  役名 韓員外       役柄 ×生  俳優 王鳳卿
 ・劇名 獅吼記  役名 琴X        役柄 貼旦  俳優 姚玉芙
 ・北京の劇場三慶園の舞台

 ・劇名 思凡   役名 若き尼趙色空    役柄 貼旦  俳優 梅蘭芳
 ・劇名 穆柯塞  役名 女賊穆桂英     役柄 刀馬旦 俳優 梅蘭芳
 ・劇名 奇雙会  役名 李桂枝       役柄 正旦  俳優 梅蘭芳
 ・劇名 回荊州  役名 張飛        役柄 武浄  俳優 錢金福
 ・劇名 昭君出塞 役名 王昭君       役柄 正旦  俳優 尚小雲
 ・劇名 連環套  役名 侠客黄天覇     役柄 武生  俳優 楊小楼
 ・北京の劇場広和楼の舞台


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