2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

加藤周一 『日本人とは何か』 講談社学術文庫

2009-05-08 23:50:38 | 読書
「思想は体験から出発するものである。体験が変らなければ、思想が変るということは決してない。」
197ページ

これが正しいとすれば、戦争体験に支えられた平和護憲運動は、その体験者が減るにつれて、弱体化を免れない。過去の体験に依存した形態を変えない限り、また「いつか来た道」に戻ることになる。それも、そう遠くないうちに。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 債務整理 破産の場合 補足 | トップ | 新型インフルエンザ 国内での... »

読書」カテゴリの最新記事