春待草の独り言

日々思ったこと、感じたことを日記代わりにつづっていきたいです。昨日コブクロライブに行った記念に。

調理室のもっと小さな演奏会(小さな小さな演奏会リハーサル・続編)

2015年03月10日 | 音楽のこと
私が、お手伝いさせていただいた小さな演奏会からもう二週間以上たってしまいました。

演奏会の前日になって、2年2ヶ月前のクリスマスコンサートの日の時のことを思い出しました。

その演奏者の方は、ピアノを弾いてくださる方と、何時間も前に来られて、リハーサルをされていました。

CDで伴奏の曲が一曲あってその音量とか、生のピアノとのバランスとかも丁寧に探っておられました。

CD再生は、リハーサルではピアニストの方に押してもらうことになりましたが、
本番では、急遽「私がやります」って、自ら急に申し出てやらせてもらいました。
「素晴らしき日々へ」というNHK連続テレビ小説あぐりのテーマ曲でした。
私のリクエストにこたえて、プログラムに入れてくださった、思い入れのある曲でした。

「もう一度演奏会のお手伝いがしたい。」と思っていたので、今回、演奏していただきたい曲を相談したり、プロフィール、プログラム、歌詞カードを作ったり、CD再生のお手伝いができることになり、ほんとに嬉しかったんです。

クリスマスコンサートのことを今回の演奏会の前の日に思い出し「なんとかリハーサルをやっていただきたい!」と、思いました。部屋の予約をした時点では、リハーサルをしていただく場所がなく、無理だったのですが、前日になり「交渉にいこう!」と思ったのでした。

当日、予定より早く私も演奏者のかたも会場に集合でき、係りの方も「時間より早いけど、空いているからどうぞ」
と言ってくださり、リハーサル室代わりの調理室に入りました。

明るくて素敵な場所でした。

演奏者の方から、演奏に使う、伴奏のCD八枚をお借りして、準備してきた色違いのCDの袋に納め、プログラムにすでに書き込んでもらっていた、CDタイトルとあわせていきました。

バイオリンをケースから出してチューニングされたりしている間、私はお湯を沸かしておやつを準備して、温かい飲み物を入れました。

プログラム順に楽譜のコピーを専用のファイルに入れておられました。

私は自宅からもってきた、CDデッキを延長コードを使いセットしました。


音階の練習やら和音を弾かれたり、いろんなこともされていました。
紙コップを包むように持って、手を暖めたり…。
クリスマスコンサートの時の控え室の風景が蘇りました。

二年前のクリスマスコンサートは予算もなかったし、忙しかったので、演奏者の方に「最悪私が作ったお弁当をお昼ご飯にお出ししてもかまいませんか?」
お願いしておいて、お弁当とスープジャーに入れた温かい豚汁(生姜入り)をお出ししました。


調理室では一曲目からリハーサルを順にしていきました。

演奏会の最初に挨拶代わりに演奏されることの多い、エルガー作曲「愛の挨拶」から始まりました。

途中で止めて、次々とリハーサルを進めていきました。

力強くスピーディーな曲は再生音を大きくしたり、みんなで合唱する「花は咲く」は、少し伴奏CDのボリュームを小さくしましょうか?と相談したり・・・。

本番では歌詞カードをみながら、「花は咲く」を歌うことになっていたから、バイオリンに合わせて歌ってみましたが、私の声量がないので、参考にもなにもならなかったと思いますが、いい気持ちでした!

アンコールは「もし時間が許せば。」
ということで、葉加瀬太郎さんの「情熱大陸」を準備してくださっていました。

さらに、もし時間が大丈夫なら、もう一曲演奏できるかもしれません。と以前言われていたので、

「もう一曲アンコールお願い出来るとしたら何をひいてくださいますか?」

ときいてみました。

「何にしましょうか?」

と聞いてくださったので、何曲かリクエストをぶつぶつ言って。

「星に願いをが聴きたいです!」

とお願いしたら「いいですよ。やりましょう♪」っていってくださいました。

本番の部屋が使える時間になったから、荷物を持って移動しました。

たぶん私の荷物が多かったから、エレベーターに乗せてくださいました。

しかし三階のボタンを押して、しばらく待ちましたが、全く動く気配がありません。

降りて階段でいこう
とエレベーターをでてしばらくしてから、動き出していました。
ご老人が利用されることが多いから、作動スピードがかなりゆっくりに設定されていたのかもしれないですね(笑)

三階にいくと、ピアノもあってとても明るい部屋で、珍しくピアノも楽しそうにひいてくれました。

他に誰も来られないから、一瞬「もしかしたら日にちまちがえちゃったかも!」と不安になりましたが、やっと主催者のかたがきてくださり、会場作りをしました。
演奏会のあとに短い会議もあるみたいでしたが、演奏会は机について、座ってもらったら、かたい雰囲気になるから。

と演奏者の方の提案で椅子を人数分だしました。
プログラムの中に花束のつく曲が2曲あったし、花は咲くをみんなで歌うことになっていたので、サイネリアの鉢をブーケ風にラッピングしてもらったものを飾りました。

仕事の都合で来られなくなった方もいて約七人のお客様でした。

演奏者の紹介に続き、演奏会が始まりました。
直前に「一曲目は挨拶をしないで直ぐに演奏します」と私に言われました。

そして一曲目の愛の挨拶のCDを再生しました。

あれれ~(泣)

なんと、きよしこのよるのイントロが~(泣)

いきなりやってしまいまい、会場に笑い声が(泣)

テレビのコントみたいにあわてたら、CDのふたが開いちゃって(泣)

演奏者の方はあとで「大丈夫です。緊張もほぐれたし」っていってくださいました。

ほんとにごめんなさい(泣)

でもその後はちゃんとできました。
時間をみながらアンコールの相談を主催者の方と相談したりして、動いたりしました。

参加者の方にお二人定年退職される方がいらっしゃることで感謝の気持ちを伝えたいという主催者の希望に「心を込めて花束を」と「愛を込めて花束を」の2曲をプレゼントします。って言うことで、弾いてくださいました。

あとで知ったのですが、そのお二人の方は泣いておられたそうです。

アンコールは情熱大陸のあとにもう一曲「星に願いを」を弾いてくださり、心地よい余韻をのこしたまま、演奏会は終わりました。


私はこの温かな優しさ溢れる演奏会のお手伝いができて、ほんとに幸せでした。

とくに調理室でのリハーサルはとてもいい時間でした。

演奏者の方が少し疲れられていることをお聞きしていたので、サイネリアの鉢はお礼にプレゼントしました。
元気が出るように黄色の不織布でラッピングしてもらったもにです。

思い出しながら書いたらめちゃくちゃ長くなりました。

読んでくださったかたありがとうございました。

またこんな機会があるといいなと願います。


追伸
星に願いを
の最初の音から次の音は1オクターブ音が上がるのだそうです。

これは空の星に願いが届くように。というイメージでつくられたという説があるそうです。
楽しかったな~♪

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