春待草の独り言

日々思ったこと、感じたことを日記代わりにつづっていきたいです。昨日コブクロライブに行った記念に。

臓器移植法

2010年08月10日 | 想うこと感じたこと
交通事故により治療中だった関東に住む20代の男性の家族の意思で脳死判定が行われました。
生前中、書類などの意思表示はないものの、「自分になにかあれば臓器を提供したい」と家族に話されていたことがあったそうです。
今朝から摘出術が行われ、そのうち両肺が
今朝一番の羽田から来た飛行機にのせられ、パトカーの先導でサイレンをならしながら岡山大学医学部付属病院に運ばれている映像をニュースで見ました。
緊急車両のため、普通の車は端により道をあけていてくれました。

なんだかこの患者さんのご家族の気持ちを考えると、臓器を摘出する、イコール死を意味することで。それにより、助かる命がある。という素晴らしいこともあるけど。

わかるけど、わかるけどなんとも複雑な想いでニュースをみていました。

先ほど無事手術を成功させた執刀医の会見がありました。

「臓器移植法改定後第一例目の手術。
臓器提供を決断されたご家族のためにも、次に繋げるためにも、失敗は許されないとおもいました。

いまは移植された両肺だけで呼吸できていて、順調です」と安堵の表情をみせられていました。

岡山大学病院は、もう10年くらい前から(それ以上かも)生体肺移植など熱心に取り組まれていました。

脳死患者からの肺の提供のしらせで待機中、提供の肺の状態がよくないとわかり、寸前で移植手術が中止になったとき、当時の伊達教授(日本で初めての生体肺移植を執刀)は「待ち望んでいた患者さんに申し訳ない」と号泣記者会見を開かれたこと。記憶にのこっています。
(今は京大病院にいかれたそうです)

このニュースをみて、今年みた映画「孤高のメス」を思い出しました。

大阪の病院でおこなわれた心臓も動き始めたそうです。

勇気ある決断をされたご家族のためにも、すべての手術がうまくいき、青年の命が受け継がれていきますように。

臍帯血による移植もどんどんできるようになるべきだと思いました。

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2 コメント

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むずかしいですね(>_<) (あこママ)
2010-08-12 11:59:31
きょうちゃんさん、こんにちわ(^O^) 臓器移植の記事を新聞・テレビ等で娘とみていた時、娘から「私がもし脳死になったら、臓器を必要としている患者さんに提供してほしい」と言われました。私自身も数年前からドナーカードを持っていますが、娘から言われた時は正直言って少し戸惑ってしまいました。もし私の目の前で脳死状態のわが子がいたら、冷静に移植に賛成し承諾できるのか、移植に成功すれば助かる命があるのに、臓器を取り出す事イコール『死』を選択する事になると思うと家族が罪悪感を抱いたり後悔する事があると思うのです。普段から自分の考えを家族内で話し合い、共通理解していてもらう事も大切ですが、そのような事態になった時に家族に対する心のケアの充実や、国や地方などが法律だけでなく、国民全体に考える意識を高められるような働き掛けをしてほしいと思いました(^o^; なんだか長々と重い話になってしまいすみませんでしたm(__)m
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あこママさんへ (きょうちゃん)
2010-08-12 18:57:06
コメントありがとうございます。

孤高のメスぜひ機会があればみてみてください。
素晴らしい映画でした。
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