タニケンさんへと続く道（即決からライブ当日会場まで）その２

2010年08月04日 | ザニュースペーパー

7月25日のザニュースペーパーさんのメンバーblogにタニケンさんの記事の中へのコメントを読みました。

「30日には僕の中で一年間で一番大きなライブも控えています」

この一文が私の心にグッときました。

その何日か前に太一さんのblogにもタニケンさんのライブに来てください。僕もいきます。と紹介されていました。

タニケンさんのコメントを読み終えて次の日くらいに、「東京へ行けるとしたら夏休みしかない。」とおもい、チケットも残りわずかと言うことでチケットのお問い合わせ先に電話をし、とりあえず一枚取り置きしてもらうことにしました。
そこから、ホテルの予約、時刻表調べ、行き方リサーチをしはじめました。
末っ子もいきたいと言い出し、チケットを追加で取り置きをお願いしました。

会館の方はとても親切そうな方でした。

次男は何度も誘ってみたけど行かないって言います。

ところが前日の夜になって急に次男も行くと言い出しました。

実は次男は5月の修学旅行に参加することができませんでした。

みんなが楽しそうに修学旅行の思い出を作っているときに家にいました。

夏休み前に旅行代金が返金になりました。

タニケンさんのライブには行かずホテルで勉強すると言います。

私はすごく嬉しかったんです。

「修学旅行の行き直しじゃな」

急にバタバタして旅行準備を始めました。

11時49分発。
東京へ向けて新幹線がきました。

ホームにあった看板。
「コメットってなんじゃろ？」
駅弁買って新幹線へ。
そして東京に着きました。（品川）

ホテルの部屋からの景色。

わぁ。遠くが灰色じゃ～。
都会じゃ～。

早めにご飯を食べてまったりしていたら、なんともう6時15分になっていました。

やばい。これから品川駅に行き、山手線にのり、9つめの駅で降り、歩いて8分あるのに、ライブに遅刻してしまう。

末っ子を連れてホテルを出ました。

横断歩道は向こうにもこちら側にも並んでいる人も横断歩道の幅よりも多くの人が並んでいて、信号が青になると両側から一斉に人が横断歩道に吸い込まれていきました。
何度もカバンがよその人にぶつかりました。
東京はボーッとしとったら横断歩道も渡れんなあと、思いました。

駅の構内に「山手線」という表示があると思っていましたが見つかりません。

心は半泣きになりそうになりながら、一生懸命親切そうな人を見つけ、
「山手線はどこから乗ればいいですか？」と聞きました。

「中央改札から乗れますよ」と教えてもらい、少し引き返し、中央改札から山手線のホームに行きました。
「外回り」と書いた階段を下りるとちょうど電車が待っていました。
ギリギリで満員電車に乗り込みました。

どこもつかまるとこがなくて電車が揺れるたび、子供とこけそうになっていました。
座席に座った若者のお兄さんお姉さんは寝ていたり、携帯をずっと見ています。

後ろからトントンって私の肩をたたく人がいて、振り返ると「そこにバーがあるからつかまるといいですよ」と教えてくれました。

通路の真ん中に支柱みたいなものがあり、そこに二人でつかまりました。

親切なお姉さんありがとう。

「新宿の次が新大久保」今度はドアが開く方に近づいておかないと降りれなかったら大変だ。

無事新大久保に降り立ちました。
その時点でもう7時になっていました。「ライブ・・・はじまちゃった・・・。」

子供をトイレに行かせ、また右も左もわからなくなり、またまた親切そうなサラリーマンのお兄さんに地図を見せて、「ここに行きたいんです」ってぶら下がり質問しました。

「これはここを右に曲がってまっすぐ行けばいいけど、かなり歩きますよ・・結構遠いですよ」

が～ん。
何やってるんだろう。子供の手を引き、走る走る。
そんなに遠いならタクシーで行こうか…。

そんなことをしていると曲がり角の目印のサンクスが出てきました。

間違いない。

会場だ～。

入口のへんに数人の男性が薄暗い中、たばこを吸われていました。

私たちが急いで階段を上がっていると「遠くからようこそ。

」

とその煙草の人が話しかけてきました。

あら～、福本ヒデさんだ。

いつもながら何て記憶力がいいんだろう。
私が東京にいるって不思議じゃないのかなあ…？

「遅刻しました」というと「まだ大丈夫、大丈夫

」って言ってくださいました。

受付さんでチケットを二枚購入しました。3500円と子供料金で2000円の合わせて5500円です。

奥に入る途中私たち二人を見て、会館の方が「岡山からのかたですか？」と声をかけてくださいました。
電話のお声の通り優しそうな方でした。
扉の向こうからタニケンさんの「青空」が聴こえてきました。

階段の所で子供がもらった「紙資料（ここは馬場さん風）」を全部バサーっと落としました。

わーもうはじまちゃったんだ～。