梅ちゃんのガーデンブログ

コンコード環境デザイン研究所○ランドスケープデザインとまちづくりとマウンテンクライムのブログ

野焼き 大分由布の事故

2009-03-20 16:07:09 | ㈲コンコード環境デザイン研究所
野焼き 大分由布の事故
 今月、大分由布市湯布院町で行われた野焼きで4人の死者をだす事故がおこった。
山に登りランドスケープを生業としている者として、とてもショッキングな事件である。

今、日本の山は病んでいる。

 多くの山林は植林のまま放置され、草原もその維持が困難になってきている。
この事故も高齢者ばかりが被害にあっている。

 この草原は、野焼きによって維持される人間が作ったものである。人文景観といわれ、九州を代表する風景である。歴史は古く1000年以上も続いているという。
 日本の潜在植生は照葉樹林で、阿蘇やくじゅうの草原もほったらかしにしたら樹木が生えてくるのである。同じ島国でもイギリスの草原とは大きな違いをもっているのだそうだ。

 しかし、この問題は牧畜や農業を継承する人が少なくなっていることも原因だろうし、もっと言えば日本の産業構造自体が大きく変化しており牧畜、農業ではなかなか食えないということだろう。

 もちろん、NPOなどが組織されボランティアによる野焼きも実施されているがなかなか充分ではないのだろう。

 今度みそこぶし山に登るのだが、この地域も草原である。今回事故があった草原と同じように、人々の努力によって維持されている草原なのだということを思い登りたいものである。

コンコード環境デザイン研究所 梅田
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みそこぶし山

2009-03-13 17:52:19 | 
みそこぶし山(1296m)
どうやら筋湯温泉からぐるっと周回できるようである。
時間はおよそ5時間。
このみそこぶし山は、熊本県と大分県の県境にある山なのだ。
今回、歩こうとしている一目山からみそこぶし山、湧蓋山は
くじゅう連山の西端に位置し、一帯は牛さんがモーモーないている牧草地になっている。
くじゅうへの展望は抜群らしい。
この牧草地は長い年月の間に、人々が作り上げた自然である。このおかげで阿蘇くじゅう地域には北方系の草花が生き延びているという。
このルートには樹木は少ない。夏場は厳しいが新緑の時、天気さえよければ輝く緑にくじゅうの展望が雄大。
もちろん天気が悪ければ、目印が無いからホワイトアウトにもなりかねないので注意が必要だ。
その時は山を変えて、また、くじゅうの坊ヶツル行って法華院温泉でビールでも飲もう。(これはウォーキングに近い)
それはさておき、
このみそこぶし山、なかなかいい山ではないか。起終点も温泉で下山したらすぐ温泉に入れる。くじゅうらしい草原の山歩きである。チョット期待したいものである。

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