梅ちゃんのガーデンブログ

コンコード環境デザイン研究所○ランドスケープデザインとまちづくりとマウンテンクライムのブログ

新年おめでとうございます

2011-01-03 19:32:21 | ㈲コンコード環境デザイン研究所


2011年が明けた。

昨年末、御用納めの日。
数日前に、5~6人で来ます。と予約を入れていた居酒屋に
最終の確認の電話を入れようとしたら。
ドタキャンが入った。
ま、はっきり言うが、
ドタキャンはしないほうがいい。
評価が下がるだけである。今後気をつけられたい。

そんな年末となったが、会社には結局31日まで出続けた。
会社といっても私一人。
書斎のような事務所といっても過言では無い。
ランドスケープデザイン事務所を立ち上げて5年が過ぎたことになる。
何とか年の瀬を過ごし、新年を迎えることができた。
3年、5年、10年と壁があるらしいが、今年は飛躍の年にしたいものである。

家では休みに入り、娘が帰ってきているのでなんとなくにぎやかである。
受験の息子もいるのだが、女の子はよくしゃべるなーと改めて思う。
きっと1人暮らしが寂しかったのかも知れない。
やはり家族のありがたみは離れてみて初めて判るものである。

ところで
昨年末技術士の口頭試験を受けた。
その中で気になる、というか全く想定外の質問があった。
「アイランドシティをどう評価しますか?」
この場合答えは無い。
自分の考え、見識を言えばいいのだ。
しかし、東京まで来て福岡の話は無かろう。と思いながら
長々と話をした。してしまった。
その後も気になり、色々と考えていたのだが。
アイランドシティの課題は
環境破壊と財政逼迫の2点に絞られます。
と結論を先に述べ、話を展開することが適当ということになるのだろう。と考えている。

環境破壊とは和白干潟の破壊である。
私は29歳のときに結婚し、アイランドシティの目の前、御島崎若葉団地に新居を構えた。
その当時は、海しかなかったのだが、地元の和白干潟を守る会から団地のポストに観察会のチラシが
舞い込むのである。それが干潟を知るきっかけになった。私は熊本の出身でやはりローカルな話題には疎かったのである。

それでも子供ができ、よちよち歩きができるようになると自然に触れさせたほうがいいと考え、干潟に子供たちと一緒に出かけた。干潮時の干潟は予想以上に広く、数百mに渡って砂地が出現する。
この砂地には、蟹や貝など多様な生物が棲み、タイドプールには子供にとってワンダーランドが出現していた。
ここに通いながら、渡り鳥のことや生態系のことを学んだ。
これがアイランドシティの出現により危機に瀕しているらしいのである。

次に財政逼迫、市長は変わったがこのことは重要な政策課題である。
前の市長は、この財政逼迫と子供病院で落選した。といっても過言ではない
新しい市長も、態度をはっきり示していない。
産業集積もままならず、事務所ビルのストックもできないのだから、私のようなクリエイティブ系の事務所は受け皿が無いのである。
このままいくと血税を投入されることになるのだろう。市議会の責任追及も起こるだろう。
誰が責任を取るのだろうか、事業を開始した市長までさかのぼって責任を追及するつもりなのだろうか?

「技術士試験の問題」にもなったアイランドシティである。
今後も公共事業のあり方として、そして今後の展開と私自身のかかわりとして、アイランドシティを考えて行きたいものである。

今年もよろしくお願いします。
(写真は香椎・弥五郎のお雑煮、季節限定だった思うけどとてもおいしい)




コメント
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