おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

世界遺産と震災への想い

2019-01-18 10:31:38 | 日記
昨日は朝から素晴らしい天気でしたので街に出かけました。
国宝で世界遺産の姫路城をテーマにした写真展を覗いて、その素晴らしさカメラに対する真摯な姿勢に思わず頭が下がりました。
写真は昭和の修理後、1.17震災でも大きな影響を受けず、平成での大修理で再び素晴らしい雄姿を見せてくれるお城です。

そして昨日は1.17の日でしたので、歴史博物館で開催中の震災関連展示を見てきました。
震災を語り継ぐ人の言葉に、「避難場所の確保や食料の備蓄は確かに必要だが、それは命が助かってからの話。その前に家具の転倒や建物倒壊などで命を落とさないよう事前の対策が必要。自分で自分の命を守るという意識が重要。」というメッセージが強く心を打ちました。
このグラフはあの震災の次の日から届いた地元新聞に掲載されていた数値です。避難所で無くなったなどの震災関連者はまだ含まれておりません。

我が家は断層の動きとは反対方向にありましたのでそれほど被害はありませんでしたが、それでも瓦が数枚落ちて本棚も倒れ、金魚の水槽から水が溢れ玄関は水浸しでした。
トリアージという言葉もこの震災で初めて知りました。震災を知らない世代が地元人口の半分を占めるようになったとかに、語り継ぐ伝えることがますます大事になってきました。