先日、帰り道にマンション敷地内の歩行者専用小径を歩いていたときのことです。隣の棟の駐車場への出入り口付近で、生ゴミ混じりのゴミが散らかり放題になっているのが見えました。
近づいて辺りを見ると案の定、ゴミの入ったレジ袋が2つ破れて転がっていました。カラスの仕業なのは明らかでした。
その日は珍しくトングを持っていなかったので、已む無く素手で片づけを始めたのですが、チラッと横目で見ては無言で通り過ぎる男1人、また女1人。まぁ、大体はこんなものだと冷めた気持ちでいました。
そんな中に、このまま見過ごしたら女が廃る(?)とでも思ったのかどうか、見るに見かねたオバちゃんが一人、手伝ってくれました。
「まぁ、こんなひどいことになって! 管理人さんに言っておきますよ」と、そのオバちゃん。
「管理人に? 管理人に言っても無駄だと思いますよ。」
「え? じゃぁどうしたら?」
「第一、管理人にカラス退治なんて無理です。それよりも、ゴミ袋を外に放置していたら必ずカラスにやられる、それを住民に知ってもらう方が先決では?」
「なるほど・・・?!」
「放置ゴミは、見つけた住民が気を利かして直ちに片づけてやるのが一番。そんな姿を見たら、自分もやらなきゃと自然にそう思ってくれるんでは?
多分、誰かがやってくれるという人頼みが一番いけない、そう思いますよ。」
「そう言われればそうですよね。」
それにしても、歩いて1分もかからないところにゴミの投入口があるのに、駐車場の出入り口にゴミ袋を二つも放置しておくとは一体どんな神経の持ち主なのでしょう。賢いカラスは、そんな無神経な人間が大好きです。
他人の尻ぬぐいは誰でも嫌なものですが、自分の尻ぬぐいさえ他人任せの風潮が益々強まってきている昨今です。それでも誰かがしなければ世の中荒むばかり、人の日常感覚・美意識が問われています。
このオバちゃん、袋を手に持ってゴミ入れを手伝ってくれただけでしたが、意思の疎通はお互い十分にできたと思っています。もう私の仲間、ゴミ拾いの同志です。
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「まぁ、こんなひどいことになって! 管理人さんに言っておきますよ」と、そのオバちゃん。
「管理人に? 管理人に言っても無駄だと思いますよ。」
「え? じゃぁどうしたら?」
「第一、管理人にカラス退治なんて無理です。それよりも、ゴミ袋を外に放置していたら必ずカラスにやられる、それを住民に知ってもらう方が先決では?」
「なるほど・・・?!」
「放置ゴミは、見つけた住民が気を利かして直ちに片づけてやるのが一番。そんな姿を見たら、自分もやらなきゃと自然にそう思ってくれるんでは?
多分、誰かがやってくれるという人頼みが一番いけない、そう思いますよ。」
「そう言われればそうですよね。」
それにしても、歩いて1分もかからないところにゴミの投入口があるのに、駐車場の出入り口にゴミ袋を二つも放置しておくとは一体どんな神経の持ち主なのでしょう。賢いカラスは、そんな無神経な人間が大好きです。
他人の尻ぬぐいは誰でも嫌なものですが、自分の尻ぬぐいさえ他人任せの風潮が益々強まってきている昨今です。それでも誰かがしなければ世の中荒むばかり、人の日常感覚・美意識が問われています。
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そうですよね。
しかし、なかなか普通は行動に出せない。
さすがです。また寄らせていただきます。
ありがとうございます。
たとえグチャグチャの生ゴミでも、
2、3度経験すれば始末する際のコツがわかります。
このときはリンゴや梨の皮やキャベツの切れ端、お茶パックの出涸らしなど、
そんな生ゴミが主だったので素手でもOKと思いました。