ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

時には堪(こら)えることも・・・

2018-11-06 06:13:55 | 雑感
 私には、マナーに反することを見たら、つい口に出して窘(たしな)めようとするところがあります。多分に自分を棚に上げてのことなので務めて自重するようにはしていますが・・・。

 定刻に始まる会合にいつも遅刻してくる人はどこにでもいます。自助会AAにもそんな人が時にいます。

 そんな人は決まって、体験談を聞きながら黙想しかけたときにミーティング場にズカズカ入って来るものです。その場の空気が一変し、せっかくの話が途切れて黙想も乱されることが間々あります。ただ単に、“言いっ放し・聞きっ放し” のルールがあるから黙っているだけですが・・・。

 専門クリニックにもミーティング形式の教育プログラムがありました。3年前、週一回の通院となったとき、私が唯一参加していたのはこの教育プログラムでした。

 この教育プログラムにいつも決まって遅れて来る人がいました。 H 氏です。最初の内は、せっかくの集中力がいつも乱されるので忌々しい思いをしていました。相談員が遅刻を不問に付していたのも不思議でした。そんな思いが募って、よっぽど本人に直接注意しようかとまで考えたこともありました。

 H 氏はいつも決まって10時ぐらい、プログラムの中間点に現われました。この時刻が一定だったことから、その内ひょっとしたら仕事の関係では、と考えるようになりました。ですから結局、H 氏には何も言わずに済ませました。

 このことがドンピシャリだったことがつい最近わかりました。当時、H 氏はオフィスの清掃の仕事に就いていたそうです。仕事は6時半から9時半までで、その後専門クリニックに急いで自転車で来ていたそうなのです。

 これで相談員が不問に付していたことも10時という謎も解けました。相談員の了解のもとでの遅刻だったのです。今では清掃の仕事を辞め、私と同じミーティング場に週2回欠かさず顔を見せているH 氏です。もちろん、遅刻はありません。個人的に、私相手に身の上話もしてくれるようにもなりました。

 あのとき、面と向かってH 氏に文句など言っていたら、こんな穏やかな関係にはならなかったと思います。“袖振り合うも他生の縁” 人の縁は、いつどこで何があるのかわかりません。仮初めの感情で動いていては危うい、と人生の奥深さに納得です。



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