土・日・祝日を除き6週間かけて30回連日照射という日程で始まった放射線治療も、今日を含めてあと4回(6日間)残すのみ。
新型コロナにいつ感染するかヒヤヒヤものの毎日でした。
思えば、毎日通院なんてアルコール専門クリニック以来のこと。
62歳10ヵ月のときから始まり、2年10ヵ月間も続きました。
あの頃は、断酒を続けてさえいれば必ず回復できるという確信があり、通院中に身体の復調も実感できたので残りの人生にも希望を持てた毎日でした。
それに引き替え今回は、放射線性食道炎などの急性期副作用はしっかり現われるくせに、肝腎の快方に向かう気配は一向に体感できない、ある意味オアズケ続きの通院です。
唯々あるのは、死期が少しばかり遅延するかもしれないという淡い期待だけ。加療中であっても治療効果の一端が少しでもわかれば、それだけ頑張り様が違うはずなのですが・・・。
世に何かを残したいがために生きる。こんな大前提で生きてきた人生だったはずです。
ですから若い頃は、病気の治療を受けたとしても、それは遠大な目標(?)を叶えるため必要な手段に過ぎない。そんなふうに思っていました。
ところが、今は皮肉なことに、治療を受けること自体が目的で生きているような気がしてなりません。いつの間にか手段が目的化してしまったようなのです。
世のため何かしているかと問われたら、多少なりとも医療経済に役立っているだけと応えるしかありません。
かくして、がん化学療法にせよ放射線療法にせよ、私にとって抗がん治療は弥縫策としか思えなくなっています。
“食道がん” の再発とそれに対する弥縫策を、こんなふうに繰り返すことによって生への執着心を徐々に薄め、諦めの境地へとジワジワ導こうというのでしょうか?
以上は、がん患者のヒガミ? それとも単にイジケているだけ?
やはりボヤキ節ですかねぇ?!
♪ハァ~ァ、コリャコリャ、サァ~ァ、ドーしたドーした・・・♪
ランキングに参加中です。是非、1日1回下をクリックして順位アップに応援お願いします!
クリックしますとポイント加算され、その日の順位が表示されます。