先日、胸痛の経過観察のため2ヵ月ぶりに訪れた県立病院でのこと。
運動負荷心電図検査は、診察前に済ませておかなければならない検査です。私は生理検査中待合で順番を待っていました。
私の受付番号が患者案内用の大型液晶画面に掲示されたので、直ぐに指定された検査室へと赴いたのですが、・・・検査室内には昇降用2階段踏み台が見当たりません。
これを目にして、直ぐに担当検査技師にこう抗議してみました。
「ここでは安静心電図だけ、ですよネ?
今日、指示されていたのは運動負荷心電図のハズなんですが、・・・。」
「新型コロナ感染の懸念から、運動負荷はできない決まりなんですよ。」
「安静心電図なら無意味です。先生の指示を確認してもらえますか?」
かくして検査はお預け、再び生理検査中待合で待たされることに。しばらく待っても何の音沙汰もなかったので、検査受付をせっついてみたらやっと呼び出しかかりました。
やはり、医師から出ていた指示は運動負荷心電図。めでたく、二階段昇降を36回繰り返した結果、心電図上の虚血性ST偏位はまたもや陰性の判定でした。
もし、あのときボーッとして検査技師の言いなりになっていたら、
と思うと「オレは、まだまだボケていない!」と少し気持ちがシャッキリしてきます。
帰宅後、以前の記録を調べてみたら同様のことが前回受診時にもあったようです。一体なぜ、検査指示がかくも混乱しがちなのでしょうか?
そもそも、電子カルテに書かれていた医師の指示は何? その指示を安静心電図と勝手に解釈したのは検査技師? たとえコロナ禍特有の決まり事(上記)が大事であったにせよ、後者の仕業としたら大問題です。
ところで、件の県立病院では電子カルテはもちろんのこと、受付から支払いまで殆どの行程がデジタル化されています。
自動受付機による再診受付けに始まり、大型液晶案内板による診察順や検査順の掲示は当たり前、個々の患者用として携帯型案内機も配布し、さらに支払いも自動支払機で精算させるのです。
こんなにデジタル化が進んだ時代でも、電子カルテに指示を入力するのは人、それを解釈するのも人なのです。
人にはミスが付きもの、病院では努々油断なさらぬようご用心!
どうぞ、こちらの記事も参照してください。
電子カルテにもミスはある? - ヒゲジイのアル中よもやま話 (goo.ne.jp)
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